先日、新木場でGRAPEVINEのライブを見た。
新木場で19時開演であれば、仕事を定時退社すれば間に合うのがうれしい。
絶妙に痒いところを突いてくるセットリストで、
田中和将の赤いテレキャスターの音があまりに素晴らしかった。
思えば、オレが10年以上ライブに通って聴き続けているバンドは、GRAPEVINEくらいしかいない。
それは、彼らが毎年のようにアルバムを出し、毎年のようにオレの期待を超えてくるからに他ならない。
来年の2月に発売されるアルバムと、
それを引っさげて開催されるであろうツアーが、楽しみで仕方がない。
新木場からの帰り、赤羽まで直通のりんかい線に乗り、
一緒にライブを見た友人と「自家製麺 伊藤」に行った。

オレたちが到着したタイミングではすぐ入店できたが、
その後すぐにサラリーマンの集団が来て行列ができていた。
時刻はすでに23時前だったが、
食べやすいラーメンであるだけに、飲み会後の需要があるのだろう。
今回は、「比内鶏肉そば」の中盛りを注文した。
細麺であることもあり、提供は比較的速い。
▲比内鶏肉そば・中(850円)。

ネギとチャーシュー以外の具が一切ないシンプルな盛り付けは、麺とスープへの自信を感じさせる。
比内鶏を使った煮干しスープはノーマルの中華そばほどえぐみがなく、飲みやすい。
そこにボソボソとした食感の細麺が絡み、どんどん食が進む。
小ぶりだが脂身のしっかり入った4枚のチャーシューはほどよい味付けで、スープと麺を決して邪魔しない。
途中で胡椒を入れて味の変化を楽しみつつ、あっという間に完飲してしまった。
23時前にラーメンを完飲するという行為は通常なら背徳感があるはずだが、
この「伊藤」のラーメンは、不思議とそうした感情とは無縁だ。
食べ応えはあるのだが、それでいて重くない。
そうした部分が、飲み会後の一杯としても受けているのだろう。
まさに、無駄な消耗の少ないラーメンである。
【今日のまとめ】
ここは完飲しなかったことがない。というわけで。
- 2018/11/30(金) 20:00:00|
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