以前にも書いたが、オレは電車で一時間半かけて通勤している。
行きは確実に座ることができるのだが、
帰りは座れないことが多い。
座れずに立っている電車で最も厄介なのが、「降りるモーション」をするのに降りない、目の前の座席に座っている人である。
駅の到着アナウンスが流れたとたん、鞄に読んでいた本やイヤホンをしまったり、
それまで少し崩していた座る姿勢を急に整えたり、
後ろを振り返って駅のホームを眺めたりする。
どう考えても、「その駅で降りますよ」というモーションである。
そのモーションを見て、オレは「やっと座れる」と安堵するのであるが、
なんと、その人は降りない。
電車が動き出したとたん、再び鞄から本を取り出したり、姿勢を崩したりする。
ひどい人は、それを各駅で行う。
そうした人たちは、明らかに、目の前の人の期待をもてあそぶことを楽しんでいる。
オレは、目の前の人に無駄な期待をさせてしまうのが申し訳ないので、
駅への到着アナウンスが流れてから電車が停止するまでの間は、
たとえ鞄にしまいたい荷物があったり、姿勢を整えたくなったとしても、微動だにしない。
「混雑する電車に座っている」という特権的地位にある者として、座れない人たちに対し、せめてそれくらいの気遣いは必要だろう。
降りるモーションをしたのに降りない人たちは、野球のピッチャーの二段モーションのように、何らかの規制をすべきではないかとオレは思う。
目の前に立つ人たちに、無駄な消耗をさせてはならないのだ。
【今日のまとめ】
時おり判定が難しい人もいる。というわけで。
- 2018/11/20(火) 20:00:00|
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