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日本の馬券発売のシステムと誤審

先日、門別競馬のレースで誤審があった。
1着と2着を逆に判定してしまったのだ。

門別競馬は謝罪会見を開き、
正しい着順と既に確定した着順の両方について払戻しに応じると表明した。
しかし、既に馬券を捨ててしまった人もいるだろうし、
実際には馬券を買ってもいないのに「当たっていたのに捨ててしまった」と言い張る人も出てくるだろうから、
今後はさぞかし大変だろう。

このような事件が起きると、
以前、外国人騎手のJRA騎手免許試験の受験について書いたときにも触れた、
日本の競馬と馬券のシステムについて、再び考えさせられる。

日本の競馬は、中央競馬・地方競馬ともに、主催者が馬券を発売している。
だから、ブックメーカーが馬券を発売しているだけで、主催者はただレースをしているだけという多くの海外競馬と異なり、
不正や誤審が起きた際の対応が厄介になる。

主催者はただレースをしているだけで、ブックメーカーが馬券を売っているだけなら、
仮に不正や誤審が起きても、謝罪するだけで足りる。
主催者は、サッカーや野球のように、ただ競馬というスポーツを主催しているだけなので、
不正や誤審についてだけ謝ればそれで済む。
「馬券についてはブックメーカーに聞いてください」と言えばいいだけだからだ。

だが、主催者が馬券を発売しているとなると、そうはいかない。
下手をしたら、誤審のふりをした不正かもしれないし、相応の非難は免れない。
実際、今回は誤審と正解の両方のパターンで払戻しをすることになり、門別競馬はかなりの出費を余儀なくさせられた。
そして、信用低下による今後の売上げの下落も免れないだろう。

主催者が馬券を売るという公営ギャンブルのシステムは、
この国の厳しいギャンブル規制として、ギャンブル依存の防止にある程度貢献している。
だが、今回のような事件が発生した際のリスクはとてつもなく大きい。
オレたちも主催者も、
そのことをあらためて認識しなければならない。

【今日のまとめ】
西友事件を思い出す。


というわけで。
  1. 2018/11/05(月) 20:00:00|
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