先日、鶯谷の「サウナセンター」に行ったので、その感想をメモしておく。
□鶯谷駅から徒歩圏内の距離にある。
入口付近に置かれた大きなガンダムのフィギュアが目印だ。
深夜1時から翌日の正午まで3000円で滞在できるという良心的な価格設定で、しかもこの価格は休日でも変わらない。
移動の電車賃を払ってでも、下手なホテルやネットカフェに宿泊するより、ここに宿泊する方が安いかもしれない。
実際にそうしたのだが、終電後であっても上野から充分歩ける距離だ。
もっとも、男性専用施設なので注意を要する。
フロントで3000円を支払い、リストバンドを受け取る。
フロントの奥にロッカー室があり、縦長のロッカーを開けると中に館内着とタオルセットが入っている。
館内着に着替え、タオルを持ってエレベータで6階に上がる。
2階が仮眠室、3・4階が休憩室(禁煙・喫煙)、5階が食堂とドレッサールーム、6階が浴場という構成で、
階段でも移動は可能だ。
□浴場フロアには、貴重品ロッカーと、脱いだ服を入れるための扉のない棚がある。
浴場はそれほど広くないが、無駄のない作りだ。
やや古さを感じるものの、掃除はされているので汚くはない。
浴槽は二つで、通常の風呂(浴槽内にジャグジー・マッサージバス有り)と水風呂の2種類だ。
水風呂は15℃前後で、なかなかの冷たさだ。
水風呂から見える位置にも12分計があるのはうれしい。
サウナは90℃台後半の3段構成で、詰めれば20人ほどは入れそうだ。
室内にはテレビがある。
また、朝に入った際にはサウナストーンの前に水の入ったバケツと柄杓が置かれ、セルフロウリュが楽しめる。
ビート板タイプのサウナマットも入り口前に置かれているので、清潔感もある。
また、水風呂の他に「クールダウンルーム」という冷房の効いた外気浴室があり、
椅子が2脚と掛け水、テレビが設置されている。
水風呂が苦手な人も、ここで温冷交代浴が楽しめる。
そして、浴場内には休憩用の椅子が一脚と、3人ほど座れるベンチがある。
サウナが熱く水風呂が冷たいおかげで、しっかりと皮膚に「あまみ」も浮かび上がる。
浴場内には歯ブラシと歯磨き粉、カミソリ、シャンプー用の頭皮マッサージャー、硬めのボディタオルなどが完備されている。
また、冷水機もあり、時間帯によっては氷の入ったクーラーボックスも置かれる。
食塩まで設置されており、水分だけでなく塩分も補給可能なのは非常に行き届いている。
洗面台は充分な数があり、シャンプー・リンス・ボディーソープや髭剃り用のフォームが設置されている。
ここで特筆すべきは、シャワーが勝手に止まるタイプでなく、レバーを倒している間はお湯が出続けるタイプのものであることだ。
「しきじ」のそれほど水圧は強くないが、このタイプであるだけでもすばらしい。
□入浴後、5階のドレッサールームで髪を乾かし(化粧水や櫛も完備されている)、2階の仮眠室で就寝。
この仮眠室のクオリティもすばらしい。
2段ベッドがたくさん用意された静かな部屋で、各ベッドには柔らかいマットレスが敷かれ、枕と毛布も置いてある。
デフォルトの枕は硬いタイプだが、入り口には低反発枕もあり、好きなほうを使える。
耳栓とアイマスクを装着して眠ってしまえばカプセルホテルと遜色ないレベルであり、
これを追加料金なしで使えるのは称賛に値する。
□翌朝、再度入浴し、禁煙の休憩室でしばしくつろいだ後に退館した。
朝食も捨てがたかったが、この日はトーキョーパラダイスのカレーがどうしても食べたかったためスルーした。
ここは休日でも来られるから、いつかまたチャンスがあるだろう。
全体的に古さがあり、それゆえの汚れなども目立つが、
掃除は行き届いているし、むしろ風格として機能しているため、不快感はまったくない。
分煙もなされているため快適だし、サウナと水風呂のクオリティも高い。
何より、3000円で宿泊できて、上野まで一駅の鶯谷駅のすぐ近くという立地がすばらしい。
都内で終電を逃した時の宿泊場所として、ぜひ頭に入れておきたい名サウナである。
【今日のまとめ】
さすがに萩の湯ハシゴはしなかった。
というわけで。
- 2018/10/06(土) 17:51:08|
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