新型のiPhoneが登場し、予約が始まった。
オレはiPhone XSという機種を予約した。
価格の高さには少々辟易するところもあるが、かといって今更iPhone以外の機種に替えるのも覚えることが多く無駄な消耗になるし、
いま使っているiPhone 7ももうすぐ購入から2年になるので、機種変更をしないという選択肢はいずれにせよない。
価格や筐体のサイズをはじめ、iPhoneの新作が登場するたびにファンからの不評が飛び交うのはもはや恒例行事だが、
今回のそれにおいて特に気になったのが、「ホームボタンがない」ということに対する不評である。
確かに、新作のiPhoneはホームボタンがないのだが、なぜそれが不満なのか、オレにはよくわからない。
デザインとしてホームボタンがないということが嫌だということかもしれないが、ガジェットのデザインは時代に応じて変化して当然なので、仕方のないことだ。
押し込める物理的なホームボタンならiPhone 7の段階で既に廃止されているし、
そもそもiPhoneのホームボタンは故障の多いことで有名なので、
ホームボタンそれ自体をなくすことでホームボタンの故障からユーザを開放するというAppleの判断は実に合理的だ。
ホームボタンがはじめから存在しなければ、ホームボタンは壊れようがない。
もしかすると、結局は、「自分の慣れ親しんだホームボタンがなくなるのが嫌だ」ということに尽きるのかもしれない。
しかし、その考え方は少し危険だ。
それは要するに、ホームボタンがなくなるという変化を受け入れられないということであり、
多くの若者たちが「老害」などと呼んで馬鹿にしている中高年たちと、やっていることはさほど変わらない。
単純に考えれば、ホームボタンがなくなったということは、これまでホームボタンで行っていた操作は他の操作で代替されているということである
(なにしろ、既にホームボタンのない昨年発売のiPhone Xを使っているユーザーが、ホームボタンがなくて困っているという話は聞かない)。
ホームボタンは操作のために使うのだから、その操作ができればホームボタンはなくても構わないのだ。
それなのに、ホームボタンがなくなったこと自体に怒っている人が大勢いる。
そうした人たちは、目的でなく手段に固執しているのである。
それは明らかに、無駄な消耗だ。
そんな無駄な消耗をしてまでiPhoneを使用することに固執する必要はないとオレは思うのだが、そうでない人が大勢いるということは、実に深刻なことだ。
【今日のまとめ】
ノッチのデザインについていろいろと言いたいのは分かるが。というわけで。
- 2018/09/16(日) 17:04:54|
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