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SNSでは、異なる意見の相手が「敵」になる

SNSで異なる立場の意見は逆効果 米研究G発表 | NHKニュース

きょう、Twitterでこのようなニュース記事を目にした。
アメリカの研究だが、日本でも妥当するものだろう。

正確な内容は上記リンクを読んでほしいが、かいつまんで言えば、
SNS上で自身の政治的立場と異なる意見を継続的に読ませる実験をしたところ、
多くの人間が、その意見に歩み寄るどころか、むしろ自らの意見に凝り固まる傾向がみられたという内容だ。

これはおそらく、政治的立場の問題に限られないだろう。
宗教的な立場でもそうだろうし、その他様々な対立項を持つ問題についても同様のはずだ。

オレは、SNSはゲームのようなものだから、こうした結果になるのだろうと思う。
ゲームをプレイしていて、敵キャラクターの意見を聞いているうちに歩み寄り、攻撃したり倒すのをやめようという結論に至る人間はいない。
むしろ、敵を倒そうという結論に凝り固まるはずだ。

SNS上の異なる意見の相手は、ゲームの敵キャラクターと違い生身の人間だが、
スマートフォンの画面のタイムラインに流れてくる文字列として考えたとき、それはゲームの敵と大して異ならない
(勘違いしないで欲しいが、オレは「ゲーム脳」の話をしているわけではない。
ゲームと現実の区別がつかない結果そうなっているのではなく、単に「ゲームとさして変わらない」というだけだ)。
その結果、そうした異なる意見の相手は「倒すべき相手」、すなわち「敵」として認識され、意見は凝り固まる。

インターネットは議論をする場所ではない。
これはオレの考えではなく、客観的な事実だ。
それは、相手が生身の人間ではないことによる結果だ。
現実の討論とは異なり、画面越し、それも文字情報のみによるコミュニケーションとなった途端、議論の素地は崩壊する。
相手が「敵」であれば、議論などできるはずがないからだ。
それは言うまでもなく、無駄な消耗にほかならない。

【今日のまとめ】
久々にこのまとめ方。


というわけで。
  1. 2018/08/29(水) 21:29:08|
  2. 日記
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