先日のスカイスパの帰り、昨年横浜にもできた「蒙古タンメン中本」にでも行こうと考えていたのだが、
スカイビルから直結で駅に向かう地下道を歩いている最中、「崎陽軒 中華食堂」なる店を見かけた。
名前からして、崎陽軒が直営している店であり、店頭に置かれた綺麗な食品サンプル群に食欲をそそられる。
中本に行くために外に出るには暑いし、
サウナと水風呂の往復を欲張ったこともあり、空腹具合からして、しばらく歩くのは厳しい気もする。
そこで、中本はやめにし、今回はここに入ることにしたのだった。
一番奥の席に案内され、メニューを渡される。
一般的な中華料理のメニューは揃っていて、八宝菜やエビチリ、餃子や青椒肉絲や麻婆豆腐など、いかにもうまそうだ。
しかし、ふと目についたのが、「スペシャル黒炒飯」という、黒光りする炒飯である。
サウナ後には米が食べたくなるし、ガッツリしたものが食べたくなる。
黒光りした炒飯は、ガッツリした米である。
オレは、サウナ後のニーズをまさしく満たしたそれを注文した。
▲スペシャル黒炒飯(1000円)。コーンスープとシウマイが付いてくるのがありがたい。
ここは崎陽軒の中華食堂なので、焼売やシュウマイではなく、「シウマイ」である。

メニュー写真と違わず黒光りする美しい炒飯は、さすが中華の火力で炒められただけあってパラパラだ。
具はチャーシューとネギと玉子で、余計な具がない分だけ米の甘みが引き立つ。
黒い色はたまり醤油によるものらしいが、香ばしさはしっかりありながらも味は濃すぎない。
見た目の割に嫌なこってり感はなく、普通の炒飯のような感じだ。
時おりコーンスープに口を付けつつ、炒飯をレンゲでどんどん掬って食べていく。
駅で買うそれとは違う蒸したてのシウマイも、言うまでもなくうまい。
追加注文をしてこれだけで10個くらい食べればよかったと後悔した。
▲春巻(500円)。別途、春巻も注文した。
炒飯に遅れて後から運ばれてきた春巻は揚げたてで、
一応警戒して挑んだのだが、噛んだ瞬間に中から飛び出る猛烈な熱さの餡に口内をやられた。
周囲に人もいるので吐き出すわけにもいかず、必死で冷ましながら食べ進むと、ようやくその風味が口に広がった。
しっかりうまい、立派な中華料理屋の春巻だ。
二個目は一個目の教訓を糧に、箸で二つに割って、じっくり冷ましてから食べた。
崎陽軒というとシウマイのイメージが強い。
それは一つには正しいのだろうが、そうである前に、崎陽軒は立派な横浜の中華料理屋なのである。
そんな事実を思い出させてくれるハイグレードな逸品にオレは舌鼓を打った。
次は、ライスおかわり自由の青椒肉絲でも食べてみたい。
【今日のまとめ】
サウナ後に食べる飯の無敵状態補正なしでもうまい。
というわけで。
- 2018/08/27(月) 23:14:19|
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