きのう、平日の休みに美容室の予約を入れたので、その前に秋葉原の「トーキョーパラダイス」に久々に行くことにした。
ここは平日の昼にしか開いていないので、なかなか訪店が難しい。
「トーキョーパラダイス」はオレの最も好きなカレー屋なのだが、
一時突然の休店騒動があり、トーキョーパラダイスファンの間では心配の声が上がっていた。
結局、SNS上の情報によれば、店主が病気で入院していたとのことで、店主の復活により店も再び開店したのだった。
今回は無事に復活したが、このトーキョーパラダイスに限らず、
個人経営の店舗はいつアクシデントや諸事情により閉店してしまうかわからない。
好きならば、行けるうちに行けるだけ行っておくしかないのだ。
ここはオフィスの立ち並ぶ神田寄りにあるため、昼休みになると近隣の会社員で大混雑する。
そのため、11時半の閉店に合わせて店の前に行くと、既に3人のサラリーマンが開店待ちをしていた。
やはり、それだけの人気店なのである。
ちょうどオレが着いたタイミングで店主が看板を表に出し、無事に開店した。
いつも通り、店主がお冷やを出してくれたタイミングで「ビーフドライ」を注文する。
相変わらず提供は速く、1分も待たされない。
いくら調理済みのカレーをよそるだけとはいえ、この速さで出してくれるカレー屋はほかにない。
味もさることながら、この提供の速さもサラリーマンに人気なのだろうと思う。
▲ビーフドライ(800円)。カレーはビーフ・ポーク・チキン・ドライの4種がある。
どれも食べたことがあり、どれもうまいのだが、ここに来ると決まってビーフドライ
(ビーフとドライのハーフ&ハーフなのだが、店主がこう言うので、慣れた客はそう注文する)を食べてしまう。
甘口だがじっくり煮込まれていてコクが深く、大ぶりで柔らかい牛肉がまるでシチューのようなビーフカレーと、
キーマカレータイプでありながら日本的なカレーライスとしてチューニングされて甘辛く、それでいて強烈にスパイスの効いたドライカレー。
この組み合わせがオレにとっての最適解だ。
もちろん、他の客にはそれぞれの最適解があるのだろう(もちろん、ハーフにしないという解もある)。
このトーキョーパラダイスのいいところは、どこまでも「カレーライス」であることだ。
本格的でおしゃれなインドやパキスタンやネパール風のカレーももちろんうまいが、
日本で熟成された独自の「カレーライス」という食べ物が、オレは一番好きなのである。
そんなカレーライスを、オレが最も好きなクオリティで提供してくれるのが、このトーキョーパラダイスなのだ。
冒頭で述べた通り、個人経営の店は、いつなくなってしまうかわからない。
いくら店主が元気でも、30年後にこの店が続いている可能性はきっと低いだろう。
だから、一番好きなカレーライスの味を記憶に刻み込むためにも、行けるうちに行けるだけ行っておきたい。
【今日のまとめ】
2限後に向かっていた三田時代。というわけで。
- 2018/08/23(木) 21:09:33|
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