千葉県成田市の「大和の湯」にきのう行ったので、感想をメモしておく。
きのうのエントリに書いた「オートパーラーシオヤ」から車で30分ほどで到着。
同じ成田市内だが、かなり細い道(場所によっては、一通ではないが離合困難)を通った田園地帯にあり、アクセスはお世辞にもいいとは言えない。
入口近くの山のハイキングコースのような場所には「下総松崎駅まで1.6km」の立て看板があるが、
この時期に徒歩で訪れるのは現実的ではなさそうだ
(公式サイトは、安食駅からのタクシーを推奨している)。
シャトルバスなどもないので、車がない人の訪問難度はかなり高い。
だが、その分周囲に何もなく、露天風呂や後述する展望サウナからの眺めはいい。
また、アクセスが悪いからか、土曜の昼間にもかかわらず人はかなり少なく、浴槽やサウナを独り占めできる時間も多かった。
駐車場から数十メートル歩き、坂を登って入館する。
館内はホテルのような綺麗さで、日帰り温泉の中ではかなりグレードが高い部類に感じる。
成田空港を利用する外国人も狙っているのかもしれない。
受付で土日祝料金の1000円を払い、ロッカーキーを受け取る。
タオルは別料金だと調べておいたので、今回は「サウナしきじ」で購入したフェイスタオルを持参した。
浴場はA館・B館の2つがあり、これを偶数日・奇数日で男女入れ替えている。
今回はB館が男湯だったが、サービスには大差はないと思われる。
ロッカーは縦長タイプを上下二分割したものだが、容量に問題はない。
更衣室には紙パック飲料の自販機と冷水機がある。
トイレはかなり清潔なものが2室。
洗面台はドライヤー完備のものが複数あるが、化粧水などは設置されていない(ティッシュ・綿棒はある)。
浴室は3フロアあり、更衣室があるフロアが2階だ。
1階が露天風呂と大きな内風呂で、どちらも黒い温泉を使っている。
露天スペースには井戸水を使った一人サイズの桶風呂が3つあり、外気浴用のチェアが2つある。
2階は寝転がれるウッドデッキがメインで、数人入れる桶風呂が2つと一人サイズのジャグジー。
3階が大きなジャグジーと水風呂、そして展望サウナと3基のラディアントバス(輻射熱温浴というらしい)。
なお、各フロアにシャワーブースがある。
サウナ室は比較的広く、室温計は95℃を示していた。
段差のスペースの他、億には寝転がれる広さのスペースもあり、サウナとしては珍しい。
ガラスから外が見えるようになっており、田園風景を眺めながらサウナを楽しめる、かなり贅沢な作りだ。
解放感があるため、温度はそれなりに高いのだが息苦しさがなく、思わず長居してしまう。
水風呂が21℃台だったのが残念だが、サウナが熱いので、相対的にはそれなりにととのう。
サウナ後に外気浴をするには階段を移動しなくてはならない。
だが、この秋の陽気の下の外気浴は非常に心地よく、そのマイナス面も充分払拭していた。
休憩スペースが充実しているのは、サウナ専門施設ではない温泉としては高得点だといえる。
上述したように外国人をターゲットにしているのか、刺青の入店規制がないのも特徴的だ。
オレが露天風呂に入っているときも、背中に見事な和彫の入った3人組が入ってきた。
以前に行った野田のスーパー銭湯でもそういった人を見たので、千葉県はおおらかなのかもしれない。
和彫とはいかなくとも、小さなタトゥーなどを入れていて温泉に行きづらいという人には、ここはいい場所かもしれない。
清潔感と風呂やサウナの充実感、それに比した料金を考えれば、かなり素晴らしい施設だ。
しかし、オレの家からは遠く、また成田に到着してからのアクセスも良くないので、常用するのは難しいのが残念である。
だが、その秘境感こそが、この「大和の湯」の価値を高めているのもまた事実だと思われる。
【今日のまとめ】
サウンドハウス系列らしい。というわけで。
- 2018/08/19(日) 20:00:00|
- サウナ
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