オレは競馬が好きで、20年以上見続けているが、最も好きなのが逃げ馬だ。
逃げ馬の中でも、大逃げや暴走をする逃げ馬ではなく、一定のペースで淡々と走り、逃げ切る馬が好きだ。
オレはあまり特定の競走馬のファンになるということはないのだが、逃げ馬が好きなことは間違いない。
これは、オレの性格が関係しているのかもしれないと最近になり思った。
オレは、一時的にやる気を出すということがあまり得意ではない。
締め切り間際になって宿題をやるより、毎日少しずつ片付ける方が得意だ。
それを周囲は「まじめだ」とか「偉い」と思うかもしれないが、
そうではなく、単純に、「一気にやる」という、短期間でのエネルギーの大量放出が苦手なのである
(締め切りを意識し、狙って一気にやれるのであれば、それこそまじめだし、偉いとオレは思う)。
たとえばオレは昔から徹夜がまったくできないが、それもそのことの一つの証左だろう。
オレはメールマガジンを毎月書き、ブログを毎日書き、Twitterに思ったことを常時投稿している。
それは、「不定期に膨大なボリュームの投稿をする」という行為がオレにはできないからであって、オレがまじめだからではない。
単に、「一つ一つの内容はあまり濃くないが、代わりに量で補う」という行為しか、オレにはできないのだ。
これは、淡々としたペースで逃げ切る逃げ馬に似ているとオレは思う。
そうした馬は、道中は後方で脚をため、最後の直線で末脚を爆発させるというレースはできない。
その分、一定のペースで走ってリードを保ち、末脚を爆発させるタイプの馬たちから逃げ切るのだ。
それはオレに似ていて、だから応援したくなり、好きになる。
競馬ファンが自分の生き様を競走馬たちに投影したがる性格であることは、寺山修司の時代からずっと変わらない。
オレもその例に漏れぬ存在であり、だからこそ逃げ馬が好きなのである。
【今日のまとめ】
マテラスカイに期待。というわけで。
- 2018/08/14(火) 20:00:00|
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