他人が書いた文章に触れるたび、オレは、自分がこの世で一番文章を書くのが下手なのではないかと感じる。
それがプロの書いた文章であればオレよりも上手くて当然なのだが、
最近は、プロに限らず、その辺の一般人が書いたSNSやブログの文章であっても相当に上手い。
中学生や高校生を名乗るアカウントの文章であっても上手い。
ほとんどの人間が、自分の感じたことや考えたことを、わかりやすくはっきりと書いている。
レトリックや表現の方法が稚拙だと感じる人もいるが、そういう人でも、何を言いたいかはたいていの場合わかる。
その、「自分の感じたことや考えたことを、わかりやすくはっきりと書く」ということは、オレの苦手としていることだ。
オレは6年弱このブログを毎日書いていて、メールマガジンは既に6年半以上毎月書いているが、
ブログやメールマガジンに掲載する文章を書き終えるたび、
「オレが書きたいことはこういうことだったっけな、どうもオレの言いたかったことと実際に書き上がった文章が違うな」と感じる。
書き続けてきたうちに、以前よりはその違和感が小さくなっていることは実感しているが、
いまだ、それを完全に克服したとは思えない。
周囲の人たちは、どうしてこうも自然に思っていることを書けるのだろうと感じる。
もっとも、それはオレからそう見えているだけで、オレが覚える上記のような思いは、ある程度共通のものなのかもしれない。
オレから見て、思っていることをほとんど完全に吐き出せているような人も、実際にはオレと同じように思っている可能性はある。
だが、日常生活において、「自分の思った通りの文章を書けているか」という話題で他人と話すことはめったにない。
「めったに」というより、少なくともオレはそのような話をしたことはない。
このように書いていて思ったが、
もし、オレが自分で「自分の感じたことや考えたことを、わかりやすくはっきりと書けた」と確信することがあれば、
それはオレがブログやメールマガジンを書くことをやめるときかもしれない。
言い換えれば、オレは、少しでも「自分の感じたことや考えたことを、わかりやすくはっきりと書ける」状態に近づくために、ブログやメールマガジンを書いているのかもしれないということだ。
それはオレが生きている間に達成できることなのかどうかわからないが、
もし達成できなければ、オレは死ぬまでブログやメールマガジンを書き続けることになるだろうと思う。
【今日のまとめ】
あくまで現時点での考えだが。というわけで。
- 2018/07/11(水) 16:27:50|
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