オレはそれなりに本を買うほうだ。
読書家というレベルではまったくないし、読む人からすれば「そんなの買っているうちに入らない」というレベルだろうが、日に日に本の量は増えていく。
オレは図書館があまり好きではないので、基本的に、読みたいと思った本はすべて購入することになる。
最近は電子書籍も普及してきたし、オレは電子書籍に好意的なのでそちらで買うことが増えたが、
専門書や古い本などは印刷書籍としてしか流通していないことも多く、
オレはあまり本を手放すこともしないので、
結局、物理的な本の量は増えていくばかりだ。
さて、冒頭にオレは「買うほうだ」と書いた。
「読むほうだ」ではない。
要するに、オレは買った本をちゃんと読まないことが多いということだ。
簡単に目は通すが、最後までは読まなかったり、必要な箇所だけ読んだりする。
その後は、本棚にしまったり、積んでおいたりする
(まったく読まないわけではないから、いわゆる「積ん読」ではないと思うが)。
きっと、「せっかく買ったのだから全部読まなければいけない」という義務感が苦手なのが大きい。
昔、よく、友人から本やCDを「面白いから読んで(聴いて)みろ」と言われて借りたことがあったが、
せっかく借りたのだから、と思いながら読んだり聴いたりすると、
義務感で接しているからか、あまり内容に入り込めず、途中で気持ちが折れてしまう。
ところが、しばらく後になって、何かしらの機会に再びその本やCDに接すると、夢中になったりする。
オレの場合、自分で買った本にも、そういうところがある。
買った時は期待はずれに感じて最後まで読めず、本棚に置いておいた本が、ふとした時に目に止まり、
あらためて読んでみたところ、ものすごく面白かったという経験が何度もあるのだ。
それは、時間の経過により、「せっかく買ったのだから」という義務感から解き放たれたまっさらな状態でその本に接することができているからこその結果だと思う。
そして、そうした経験は、その本を買って家に置いておいたからこそ起こる。
買ったその時は役に立たなかった本が、後になって役に立ったのだ。
今のところまだ役に立っていない本もたくさんあるが、そうした本も、今後役に立つかもしれない。
だから、オレは、買ったすべての本をちゃんと読むことは無駄な消耗だと思うが、
ちゃんと読まない本でも少し気になったら買うということは、無駄な消耗ではないと思う。
【今日のまとめ】
雑誌などは誰でもそうだと思うが。
というわけで。
- 2018/07/08(日) 16:47:06|
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