先日、がら空きのサウナに入っていると、数人の若者のグループが入ってきた。
彼らは入るなりすぐに、「暑いな」としきりに口にした。
そのサウナは、ファミリー向けの温泉施設のそれでありながら温度が90度前後あり、
実際、サウナに入り慣れていない人にとってはなかなか暑いので、無理もないことだった
(おそらく、そのサウナが空いているのは、その暑さも理由の一つだろう)。
そこから数分サウナに入っていると、彼らの一人が、オレに「何分入ってるんですか」と尋ねてきた。
こんなところによく入っていられるな、というニュアンスだった。
オレは入って6分くらいだったのでその旨を答え、
せっかくなので、サウナには8分から12分入るのがいいと言われていること(でも、無理する必要はないこと)、
水風呂に入った後だと長く入れることなどを伝えた。
サウナ・スパ健康アドバイザーになってから、初めてそれらしいことをした。
すると、彼らのほとんどは「じゃあ水風呂に入ります」と言い、サウナから出ていった。
残った一人と数分会話をした。
彼らは比較的近くに住む19歳で、サッカーをやっているらしい。
それ以上の踏み込んだ会話はなく、それぞれのタイミングでサウナを出た。
もし彼らがこれをきっかけに19歳でサウナにはまったら、それはとても幸福なことだと思う。
彼らはこれからいろいろな遊びをするだろうが、サウナの気持ちよさを知っていれば、いつでも体力や精神を回復できる。
学校やバイトで疲れたり、恋人に振られたり、友達付き合いにうんざりしても、サウナに来ればいいのだ。
それを知っているだけで、だいぶ救われるだろう。
オレはサウナの良さに気付くまで彼らの年齢と比べて10年近くかかった。
20代のうちに気付くことができただけでも幸運だったが、
もっと早く気付いていればとか、あのときサウナを知っていればどうだったろうかと思うこともある。
彼らが、「変なやつに出くわした」と思うことなく、サウナの良さを知るきっかけとしてオレの話を聞いてくれたことを祈るばかりだ。
【今日のまとめ】
水風呂がぬるい場所だったのが少し残念。というわけで。
- 2018/07/03(火) 23:47:46|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0