「無敵の人」による事件が先日も起きた。
あるブロガーが、そのブログを読んでいた40代の無職の男に刺殺されたという事件だ。
「無敵の人」というのは、仕事も持たず、配偶者や子供もおらず、たとえ犯罪を犯しても失うものがほとんど何もない人間のことだ
(もともとがインターネット上の言葉なので正確な定義付けは難しいが、オレは概ねそのように理解している)。
働いていれば、犯罪を犯すことによって仕事をクビになる可能性は高いし、
配偶者や子供がいれば、離婚につながったり、彼らが犯罪者の家族として叩かれたり、生活が困難になるなどのリスクがある。
だが、「無敵の人」は、そうした社会的なつながりを何も持たないので、
たとえ犯罪を犯しても、自分が制裁を受けるだけで終わる。
だから、犯罪をするに当たって、「周囲に迷惑をかける」という精神的な葛藤が少なく、社会や他者に対する恨みを凶悪な犯罪という形で晴らそうとすることになる。
オレも、「無敵の人」に近い。
オレは働いていないし、今後新卒でどこかに就職することは難しい。
就職はしなければならないし、今すぐしたいとも考えているが、とても高望みはできないだろう。
また、オレには配偶者も子供もいない。
母親はいるが、オレが今後40代や50代になれば母親も高齢になるし、いつかは亡くなってしまう。
そうなったとき、オレが失うものはほとんどないという状況になるだろう。
もっとも、オレは、社会や他人に対する恨みがまったくない。
オレがこのような状況になっているのはオレの選択の結果なので、社会や他人のせいではないからだ。
仮にオレが想定していた通りに物事がすべて進んでいたとして、その結果オレが今より幸福であったかどうかはわからない。
そう思えるので、オレは現状に後悔もしていない。
だから、オレは、失うものこそ何もないが、犯罪をする動機はまったくない。
他人に迷惑をかけることは無駄な消耗の極致でもあり、オレの生き方に反する。
オレは、今後もそうあり続けたい。
【今日のまとめ】
道交法違反には気を付けたい。というわけで。
- 2018/06/28(木) 21:04:41|
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