スーパー銭湯やサウナに行くと、多くの場合、牛乳の自動販売機がある。
そうした自動販売機は番号を選択して購入するシステムになっているが、
決まって、自分が選択した番号とは違う場所から取ってくる。
商品は選択した番号と同じものなので問題はないし、
そのように異なる場所から商品を取り出す場合があることも自販機の筐体に書かれている。
おそらく、番号の棚ごとの商品の個数をバランスよく減らすための工夫なのだろうが、どうにも釈然としない。
というのも、この「指定した場所と違う場所から商品を取ってくるが、手に入る商品は希望した通りのもの」というのが、
オレの苦手とする、「指示と異なる行動をして同じ結果を出し、『結果が同じなのだから目くじらを立てなくていいだろう』という旨のことを言ってくる人間」と似ているからだ。
これは無駄な消耗だ。
どうせ得られる結果が同じなら、指示通りに行動した方がいい。
なぜ指示通り行動した方がいいかと言えば、
指示通りに行動した結果ならば、たとえ失敗したとしても、指示をした人間の責任にできるからだ。
指示と異なる行動をした場合、指示通りに行動したのと同じ結果が得られればいいが、
もし指示と異なる行動をして失敗した場合、その責任は、指示を守らなかった人間の単独責任となる。
指示通りに行動していない以上、指示をした者の責任にはできない。
指示と異なる行動をして結果を出しても当たり前であって褒められることはないが、失敗すれば責任を負わされる。
見返りなしにリスクだけが高まるのだから、これは無駄な消耗の極致だ。
自販機は単なる機械なので説教しても仕方がないが、この自販機のような行動をする人間は少なくない。
そして、ある程度成功している人間の中にさえ、このような人間がいる。
だが、こうした無駄な消耗をやめない限り、いつか必ず足元を掬われるだろう。
【今日のまとめ】
本当にコーヒー牛乳を取るか毎回ヒヤヒヤする。というわけで。
- 2018/06/12(火) 20:53:45|
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