先日の旅で、名古屋の「
サウナ&カプセル ウェルビー今池店」を利用したので、その時の感想や設備について振り返ってメモしておく。
■立地は地下鉄の今池駅の近くで、その名もまさに「ウェルビー通り」に所在する。
オレは車で来たが、名古屋高速2号線の吹上東出入口から10分とかからない場所だ。
専用の駐車場もあるが、付近にはコインパーキングがたくさんあるので、駐車には困らないだろう。
オレは専用駐車場ではなく、数分歩いた「パークゼウス今池南第2」に駐車した。
■入館すると、まず手前に靴箱がある。
多くのサウナでお馴染みの、靴箱のカギを受付でリストバンドと交換するシステムだ。
利用料金は前払いで、飲食などの追加精算がある場合は退館時に支払う。
iDやSuicaなどの電子マネーが利用できるのがうれしい。
料金は通常2570円、メンバー2070円。
メンバーズカードは年会費2000円なので、年に4回以上利用するならメンバーの方が得だが、
オレはそれほど名古屋に来そうにないので、入会はしなかった。
もっとも、「
サウナ・スパ健康アドバイザー」の資格証があると、2270円で利用できる。
オレは資格証を持っているので、割引価格で入館した
(なお、その際、受付で健康アドバイザーの番号をスタッフに控えられる)。
■ロッカーは一人一列の縦長タイプで、開けると館内着が入っている。
スーツケースなどは入らない幅だが、バックパック程度なら大きめのものでも十分入るだろう。
ロッカースペースと通路を挟んで向かいにはパウダールームがある。
男性専用サウナとは思えない清潔さで、ドライヤーや歯ブラシ、化粧水類やヘアワックスなど、必要なものは完備されている。
浴場へと向かうと、浴室前には下駄箱があり、そこに館内着や下着を入れる(貴重品はロッカーに入れることになっているので、カギはかからない)。
特徴的なのが、下駄箱の識別子が1、2という番号ではなく都道府県名になっていることだ。
確かに、都道府県名の方が印象的で覚えやすく、館内着の取り違えは減らせるだろう。
■浴室は広く清潔で、入って正面に高温風呂、左前に乾式サウナ、奥にミストサウナがある。
右前にはジャグジーや電気風呂のアトラクション系だ。
左には水風呂と冷凍浴室。
そして、向かって右の自動ドアを開けると、外の露天スペースとなっている。
まず最初に、洗面台でシャワーを浴びる。
洗面台にはシャンプーやボディソープが置かれているが、
それとは別に、ツバキやラックスなどのシャンプー・コンディショナーが置かれたラックがある。
男性専用サウナなのに女性向けシャンプーが置かれているのも面白い。
シャワー後、まず高温風呂を浴び、身体を拭いてサウナに向かう。
サウナの温度は90度ほどだが、三段なので上部ではもう少し高温だろう。
ロウリュを頻繁にやっているのか、ハーブのような香りがして心地いい。
サウナパンツが入り口前に置いてあるので、気兼ねなく座れるのもポイントが高い。
また、氷の入ったクーラーボックスも置かれているので、氷を頬張ってサウナに入ることもできる。
身体が温まり、水風呂に向かった。
水温は15度台とかなり冷たく、思わず声が出てしまった。
しかし、冷たい水風呂はやはり気持ちがいい。
水風呂はスチームサウナの中にもあり、こちらは水温がおそらく20度前後はある。
スチームサウナは蒸気が強烈でかなり熱く、その熱気を浴びながら水風呂に入れるので、普通の水風呂に入るときのような勇気は必要ない。
冷たい水風呂が苦手な人は、こちらに入るといいだろう。
ちなみに、スチームサウナの手前には運動スペースがあった。
マットがあり、腹筋や腕立てなどの軽い運動ができるらしい。
サウナと運動の組み合わせはやや危険な気もするのだが。
このウェルビーの売りの一つが「冷凍浴室」だ。
富良野産のヴィヒタが吊るされた、マイナス5度という周囲の配管も凍りつく空間で、汗をゆっくり引かせることができる。
普段全裸でマイナス5度の空間に入れば寒いのだろうが、サウナで温まった身体には涼しく感じられる。
水風呂ほどのショックもないので、水風呂が苦手だが外気浴では物足りないという人は、サウナとこの冷凍浴室を往復すれば満足できるだろう。
そして何より素晴らしいのが「からふろ」だ。
からふろは定員1名の個室サウナで、室内は2畳ほど。
うち1畳はサウナストーンとセルフロウリュ用の水が入った壺があるので、座れるのは1畳分だけだ。
テレビもBGMもない静寂の中、サウナストーンに水をかけ、
「ジューッ」という音とともに室温の上昇する個室の中でただ独りたたずむ。
自分が出るまで扉が開くことはない。
自分との対話をどこまでも楽しめる究極のサウナだ。
畳の和室タイプと通常のすのこのタイプがあったが、前者の方が贅沢に感じられたし、実際人気もあるようだった。
露天スペースには、岩風呂や寝湯もあり、外気浴用のチェアもある。
この時期の晴れた日の寝湯は本当に気持ちがいい。
その後、サウナ内でロウリュと熱波がちょうど始まったので参加した。
ハーブの香りのロウリュの後、熱波師の指導による準備体操を経て、熱波を存分に浴びた。
熱波を浴びた後の冷凍浴は最高だった。
■浴室を出て髪を乾かし、2階のマンガフロアでブログを書きつつ休憩した。
最新のマンガも置かれていて種類も多く、朝から来ても丸一日楽しめそうだ。
この日は夜に京都に向けて出発する予定だったので、その後地下のリクライニングチェアで数時間仮眠した。
チェアは快適で、コンセントでスマホの充電もできる。
■総合的に非の打ち所がないサウナだった。
「からふろ」と冷凍浴室は素晴らしいし、パウダールームの綺麗さやマンガフロアの充実感も群を抜いていた。
今回は移動の都合でカプセルホテルの利用はできなかったが、できれば宿泊し、朝まで楽しみたいところだった。
近くには台湾ラーメンで有名な「味仙」の本店もあるし、名古屋観光の際の定宿はここで決まりかもしれない。
【今日のまとめ】
大丸ラーメンの思い出。というわけで。
- 2018/06/01(金) 23:47:53|
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