ルーマプラザのカプセルで就寝し、6時半頃に起床した。
朝風呂とサウナを堪能したのち、朝食バイキングをたっぷり食べて再び一眠りし、チェックアウトして街に出た。
出町商店街を簡単に散策し、京都を出発した。
山科エリアを抜けて名神の大津ICに入り、八日市で降りてしばらく下道を走る。
辿り着いたのは、およそ半年ぶりの豊郷小学校旧校舎群だ。

直線的なデザインのみで構成されたシンメトリカルな白い校舎は、昭和初期のミニマルな建築の中でもとりわけ美しい。
この校舎が十数年ほど前まで実際に使用されていたという事実は、外観のみならず機能面でも優れた建築物であったことを物語っている。
▲亀井にも似ているが、イシガメのような気もする。
▲よく考えるとシュールだが、美しさが勝る。「うさぎとかめ」をモチーフにした階段のブロンズ飾りや、昇降口前の噴水の鯉など、造形物へのこだわりも深い。
子供たちが日常的に使う場所に対する当時の作り手たちの思いが感じ取れた。

今なお、「けいおん!」の舞台としての音楽室も、アニメを再現した形で保存されている。
有志による音楽のセッションも毎週行われているらしく、賑やかな演奏が階下にも響いていた。
古くから残る文化財としての建物が、単なる観光資源としてのみならず、地域コミュニティの場としても自然に利用されている。
何度訪れても羨ましくなるような場所だ。
【今日のまとめ】
豊郷町スリッパのデザインもまたいい。というわけで。
- 2018/05/30(水) 21:51:45|
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