ある登山家がエベレストで死んだというニュースを目にした。
その登山家はもともとネットで騒がれている人間だったが、オレは登山にはまったく詳しくないので、彼を養護することも批判することもできない。
ただ、昔ニュースになった「風船おじさん」に似た事件だとは感じた。
オレは何も言える立場にないが、ただ一つ言えるのは、「死んだら意味がない」ということだ。
死んだらそこで終わりだからだ。
たとえその死が抗いようのないものだったり、たとえば事件や事故によるもので、自分にまったく責任がない場合でも、死んではいけない。
彼は死んだので、そこで終わってしまった。
それは残念なことだし、多くの人間がおそらく彼の死から特に何も得ることができないということは悲しい。
彼がそこまでして手に入れたいものが何だったのかオレにはわからないし、わかるはずもない。
もしかすると、手に入れたいものなど何もなかったのかもしれない。
手に入れたいものが何もないのに危険に立ち向かうのは冒険ではなく無謀で、言うまでもなく無駄な消耗だ。
そして、彼をその無駄な消耗に向かわせた支援者たちは、きっといまもそのことに気付いていないだろう。
だが、それも仮定の話でしかないので、オレは何も言うことができない。
オレが言えるのは、死んではいけないということだけだ。
【今日のまとめ】
筑波山すら登ったことがない。というわけで。
- 2018/05/23(水) 22:31:41|
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