試験のため引き続き五反田に宿泊していたのだが、
いつも五反田に来るたび「おにやんま」のうどんを食べており、飽きたというわけではないが、どうもマンネリ感が生じてきた。
「おにやんま」のうどんは非常にうまいが、そのうまさゆえに時間帯によっては並んでいることもあり、疲れていたりひどく空腹の際は億劫になる。
何か他に簡単に食事を済ませられる店はないだろうかと、いつもは向かわない駅ガードの向こう側に歩いていこうとしたとき、
反対側のガード下に「後楽そば」という立ち食いそば店を見つけた。
うどんやそばという気分ではないなと思ったのだが、メニューを見ると、「ソース焼きそば」と書いてある。
試験後で疲れており味の濃いものを食べたいという気持ちもあったので、その焼きそばの食券を買い、そのまま入店した。
店内にはそこそこの人がいたが、その焼きそばを食べている客の姿も目立つ。
食券を置くと、すぐに焼きそばが提供された。
店内の鉄板で大量に焼いているようで、タイミングによっては少し待たされるが焼き立てが食べられるようだ。
▲焼きそば・大盛り(500円)。いかにも昔ながらのシンプルなソース焼きそばだ。
具はキャベツともやしと少しの肉で、香ばしいソースが中太麺にしっかり絡んで炒められている。
甘辛いソースの味は食欲をそそり、大盛りでもどんどん食べ進められる。
別に「激辛ソース」が用意されていて、店員に言うとボトルを出してくれる。
名前ほど辛くはないが、それをかけると味が少し濃い目になり、これはこれでいい。
そば屋ゆえに卓上にはネギもあり、これも盛り放題なのがうれしいところだ。
焼きそばに生ネギも意外と合うものである。
ビールやハイボールを一緒に飲みたくなるが試験中なので我慢しつつ、あっという間に完食した。
後から調べると、この「後楽そば」が五反田に登場したのは3月とのことで、まだ出来たばかりだ。
以前は有楽町のガード下にあったそうだが立ち退きとなり、JRから別の土地を呈示されたのがここだったという。
有楽町時代から焼きそばは名物だったそうだが、オレはあまりその辺りには行かないのでまったく知らなかった。
もし五反田に移転していなければずっと知らないままだったと考えると幸運である。
立ち食いそば屋での焼きそば提供は手間がかかるし、鉄板の設備も必要なので、他の店舗では真似がしづらいだろう。
味の良さももちろんだが、その意味でも唯一無二の焼きそばだ。
今後五反田に訪れた際の選択肢が一つ増え、嬉しい限りである。
【今日のまとめ】
子供の頃からソース味は大好きだ。というわけで。
- 2018/05/19(土) 20:00:00|
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