ある政治家が、「子供は一人あたり三人産むべきだ」という発言をした、というニュースを目にした。
当然、その政治家はメディアやネット上で鬼のように叩かれている
(そもそも、このような発言がニュースとして取り上げられている時点で、それがプラスの文脈であるはずがない)。
だが、オレは別にいいのではないかと思う。
勘違いしないでほしいが、オレは別に、「子供は一人あたり三人産むべきだ」と考えているわけではない。
そうではなく、「子供は一人あたり三人産むべきだ」というのは単にその政治家個人の考えであって、
政府の見解でもなんでもなく、法的な拘束力もないのだから、放っておけばいいのではないかということだ。
その政治家は議員なので、気に入らなければ、次回の選挙で投票しなければいい。
オレは、その政治家の意見には納得していないが、放っておく。
いじめで一番辛いのは無視をされることだと言うが、その政治家を叩くのではなく、無視すればいい。
この件に限らず、自分の考えと違う他人を批判しなければ気が済まないという人間は多い。
そういう人間は異常だ。
「放っておく」という、無駄な消耗を避けるために最も必要なことができていないからだ。
他人を批判することは多くのエネルギーを消費するが、それによって得られるものはほとんどない。
もちろん、批判することによって自身に利益がもたらされる局面は存在する。
しかし、それはごく限られた場合だけだ。
今回の件で政治家を批判しても、その政治家は大臣ではないのでポジションを辞任するなどの結果にはつながらないし、
たとえ少数でも彼の意見に同調する人間が存在する以上、全国民の代表である議員を辞職する理由には当然ならない。
次の選挙のタイミングで彼に投票しないという行動によってのみ、彼に対する非難を具体化できる。
「批判からは何も生まれない」という言葉があるが、それは間違っているとオレは思う。
批判からは、無駄な消耗が生まれるからだ。
もっとも、だから批判を避けるという意味では、オレもその言葉の主と同じかもしれない。
【今日のまとめ】
このエントリも批判だと言われればそれまでだが。というわけで。
- 2018/05/13(日) 22:00:08|
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