きょうは憲法記念日だそうだ。
テレビでも、憲法改正の賛否について、政治家や有識者が討論する番組が放送されている。
オレは、憲法を改正するかしないかの議論など、そもそも必要がないと思っている。
なぜなら、国民投票を経なければ、憲法は改正できないからだ。
これは憲法で決まっていることだ。
政治家や政府が改正したいと思ったから改正できるものではないし、野党が改正したくないと思ったから改正されないというものでもない。
オレたち国民(読者の中には国民でない人もいるかもしれないが)が、改正するかしないかを投票して決めるのだ。
もしその結果、賛成多数で改正されれば、国民の多くは改正を望んでいたということだし、その逆も然りなので、誰も損はしない。
議論をするまでもなく、仮に討論会があれば言うつもりだった自分の考えを国民投票の場で表明すればいいだけだ。
仮に、改正された結果、オレたちにとって何か不都合なことが起きたとする。
そうなったら、また改正すればいい。
憲法には、「一度改正したらまた改正してはいけない」などという条文は存在しない。
理論上は、改正されたその翌日にまた改正することも可能だ。
改正されたら終わりだ、などと考えている人は、その点で間違っている。
改正された後の憲法の運用に疑問を持つ国民が大多数になれば、
その大多数によって選挙で勝利した政府与党が憲法改正に乗り出し、再び憲法は改正され、その問題点は修正される。
それだけのことなのだが、メディアや多くの人間は大騒ぎしている。
政治家が大騒ぎするのはパフォーマンスなのだが、それを本当の騒ぎだと思い込んでいるのだろう。
ここまで書けば自明のことだが、
憲法改正を大ごとだと考えるのは、言うまでもなく、無駄な消耗である。
【今日のまとめ】
実際に国民投票を経験してみたいという気持ちもある。というわけで。
- 2018/05/03(木) 22:37:19|
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