昨日、夕方まで都内に出る用事があったので、
その帰りに鶯谷で降り、毎度のごとく「萩の湯」で風呂に浸かった。
ここは銭湯でありながらサウナと水風呂が広くて心地いい。
利用客のサウナマナーにやや気になる面もあるのだが、あくまで銭湯なのでそれも仕方がないところだろう。
それを差し引いても、充分に素晴らしい場所だ。
萩の湯の帰り、すぐ近くにあるカレーとスパゲッティの店「世茂利奈」に立ち寄った。
以前から、行き帰りに店の前を通り過ぎるたびに目に入る食品サンプルに惹かれ、ずっと食べたいと思っていたのだ。
ここは20時頃に閉まってしまうので、いつもオレが萩の湯に寄る時はもう閉店しているのだが、
この日はいつもより訪れるのが早く、まだ18時過ぎで開いており、念願の入店となった。

看板の「世茂利奈」のロゴに味がある。
この手の漢字の当て字は、オレの地元の北関東にある「羅布乃瑠 沙羅英慕 」のようで親近感が湧く。
ドアを開けて店内に入る。
土曜の夜で、天気も荒れつつあったので、客はオレだけだった。
カウンターが2席と、4人がけのテーブルが2つほどの小ぢんまりとした店内。
いかにも昭和の純喫茶という雰囲気でテンションが上がる。
コック服を着た店主が一人で切り盛りしていた。
せっかくなのでカウンター席に座る。
もともとカツカレーを食べると決めていたので、すぐに注文。
風呂上がりなので冷たい飲み物が欲しく、セットでアイスコーヒーも頼んだ。
▲カツカレー(ドリンクセットで800円)。カツが揚がるカラカラという心地いい音とラジオの野球中継をBGMに待つこと数分。
目の前に登場したカツカレーは、外の見本と違わぬ美しい盛り付けだった。
福神漬は別皿で付いてくる。
カレーは昔ながらの素朴な味だが、それでいてスパイスも効いている中辛くらいの味で食が進む。
揚げたてのカツはサクサクで熱く、カレーが衣に程よく染みている。
このカレーが染みたカツをつまみに一杯やりたいくらいだ。
具のないコンソメスープがセットで付いてくるが、いい塩梅の薄味で、カレーで痺れた口直しにちょうどいい。
アイスコーヒーはいかにも純喫茶らしい金属製のグラスで提供された。
飲みやすいアメリカンなブレンドで、風呂上がりの身体にすっきり染み渡る。
期待していた通りのカレーを食べることができ、大満足で退店した。
これで800円(カツカレー単品だと650円)というのは心配になる安さだが、
「谷根千」と言われるうちの一角である根岸の物価というのはきっとこのくらいなのだろう。
メニューを見ていて、「カレースパゲッティ」が気になった。
「カレーとスパゲッティの店」という札が店外に掛けてあるのだが、一度にそれを味わえるメニューがあるようだ。
次回はそれを注文してみようかと思う。
【今日のまとめ】
萩の湯は土曜でも激混み。というわけで。
- 2018/04/15(日) 23:04:55|
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