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極論しか言うべきではない

SNSを見ていて常日頃から思うのが、インターネットでは極論を言った方がいいということだ。
極論しか言うべきではない、と言ってもいいかもしれない。

インターネットでは、声の大きい方が強い。
むろん、「声の大きい」というのは比喩であって、要するに、「強い言葉」ということだが、
「強い言葉の方が強い」では同語反復になるので、そう言っている。

それについて批判や疑問の声もあるだろうが、これは事実だ。
対面での会話や演説や議論と違い、すべてが文字情報という形に均質化されるインターネットでは、
目に止まりやすい言葉で、かつ極端な内容を言っている人間の方が注目されやすい。

みんな違ってみんないい、というのは一つの理想だろうし、それを否定するつもりはオレにはない。
だが、インターネットでそんなことをわざわざ言うのは、何も言っていないのと同じだ。
そんなことを言うくらいなら眠っていた方がましだ。
当たり障りのないことをインターネットで言うのは、無駄な消耗でしかない。

どうせインターネットで何かを言うのなら、極論を言うしかない。
実際にはそこまでは思っていないということでも、
あえて誇張し、強い言葉にすることで、初めてその発言は意味を持つ。

例えば、オレはコンビニエンスストアで現金で支払いをする人間をこのブログやTwitterで強く批判している。
だが、実際問題、そこまでオレがコンビニエンスストアで現金で支払いをする人間に苛立っているかというと、そうでもないのだ。
しかし、現金で手間をかけるくらいなら、電子マネーで支払った方がいいとは思っている。

そういう時に、「現金で払う気持ちも分かるが、電子マネーは便利だよ」などと言っていては、何も言っていないのと同じだ。
インターネットでは、そのような相手に譲歩したような言い方では、強度が足りない。
自分の言いたいことは相手に少しも伝わらず、無駄な消耗になる。
「現金で払っている奴はバカだ」「現金で払っている奴は戦争が始まったら真っ先に淘汰される」
などと振り切れることで、やっと主張として明確化される。

何かを主張したのに、それが何も主張していないことになる。
それは無駄な消耗の極致だ。
無駄な消耗を避けるためにも、オレたちは極論を言い放たなければならない。

【今日のまとめ】
もちろん合法的な範囲で。


というわけで。
  1. 2018/04/11(水) 23:03:23|
  2. 日記
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