オレは、外で一人で酒を飲んだという経験がほとんどない。
おそらく、片手で数えられる程度だろう
(一人旅でホテルの部屋で飲んだということはあるが、旅先でのホテルの部屋は家のようなものなので、そこにはカウントしない)。
出先で、たまには飲んでから帰ろうかなと思うこともある。
だが、そう思った矢先、どうせ一人なのだし早く家に帰った方が楽だなと思い直して、結局飲まずに帰ってしまう。
飲むと体調も悪くなるし、何よりオレは帰りが遅くなるのが嫌いなので、あまりいいことがないからだ。
そのようなことをTwitterに書いたら、「家に帰りたくないと思うことはないのか」と聞かれた。
オレはこれまで生きてきて「家に帰りたくない」と思ったことがないので、それは新鮮な質問だった。
思えば、オレは常に家に帰りたいし、家にいるときが基本的に一番楽しい。
旅行や出掛けることは好きだが、それは世間でもよく言われる「家に帰るまでが遠足だ」という言葉とも整合するので、
むしろ家に帰りたいからこそ出掛けるのだと思う。
家に帰れないことはストレスだ。
オレは、家の風呂に入り、家の洗面台で手を洗い、家の歯ブラシで歯を磨き、家の綿棒で耳掃除をし、
家のベッドで寝ることができないと苛立ってしまう。
オレは寝ることが何よりも好きなので、家で眠れないということは最大の苦痛である。
帰りが遅くなると、「家に帰れないかもしれない」という不安感に襲われ、気が気でなくなる。
オレはこれまでにバンドを組んだことがないが、それは練習で帰りが遅くなるのが嫌だったからだ。
バンドをやる楽しさよりも、早く家に帰れることの方がオレの中でどうしても勝ってしまうので、
今でも音楽を作る時は一人だ。
ずっとそうやって生きてきたので、あらためて考えたことはなかったが、
家にいるときが一番楽しいというのは、無駄な消耗を避ける生き方に実に忠実だ。
オレにとって、それは必然なのかもしれない。
【今日のまとめ】
固定資産税だけが悩み。
というわけで。
- 2018/03/17(土) 20:00:00|
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