ここ数年、インターネットで、常に何かを攻撃していないと気の済まない人たちが増えてきた。
増えてきたというよりは、これまでも存在していたものが顕在化しただけなのかもしれない。
五輪のロゴ問題やタレントの経歴詐称問題でもそうだったし、最近の著名人の不倫の問題でもそうだが、
自分に直接関係のないことでも、常に何か批判する対象を見つけ、それを徹底的に攻撃する。
言うまでもないが、それは無駄な消耗だ。
このオレの文章もある意味でそうだが、
そうした「常に何かを攻撃していないと気の済まない人たち」について、疑問を呈したり、批判したり、攻撃したりする人がいる。
それは「正しい」側に立ち、間違った人たちを正そうとしているように見えるが、
実際のところはどんぐりの背比べでしかない。
結局、常に「常に何かを攻撃していないと気の済まない人たち」を攻撃していないと気の済まない人たち、という入れ子構造であり、やっていることは同じだからだ。
この入れ子構造から逃れる方法はひとつで、「一切そのことについて言及しない」ということだ。
言及しなければ、「お前もやっていることは同じだ」と言われることはない。
だが、言及しないということは難しい。
たいていの人は、何か話題になっていることがあると、それについて一言言いたくなってしまう。
それに、場合によっては、言及しないことにより、多数派に同調していると思われたり、何も意見を言わず卑怯だと非難されることもある。
それは別に卑怯でもなんでもないが、多くの人は、それに耐えられず結局は言及してしまう。
しかし、繰り返すように、入れ子構造から逃れるには「言及しない」以外にない。
それをクリアした人間だけが、無駄な消耗を回避することができるのだ。
【今日のまとめ】
このブログでは、それをすることは性質上難しいのだが。というわけで。
- 2018/02/09(金) 22:58:24|
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