小学生の頃からよく行っていた隣町の書店が、1月末で閉店した。
今でも雑誌などを買いに比較的頻繁に通っていたので残念だ。
閉店の理由が売上げによるものかどうかは分からないので(貼り紙には「諸般の事情」とだけ書かれていた)、
ネット通販の普及についていろいろと語ることは筋違いであるかもしれないが、
少なくともここ数年で売上げが伸びているということはないだろうから、それも一因にはなっているだろう。
書店に限らず、「店を守る」という目的でネット通販を使わずに街の店舗を使う人がいる。
そうした行動を取る個々人についてはどうでもいいが、オレはそれは無駄な消耗だと思う。
個人レベルで買い支えたところで売上げはたかが知れているし、
そもそも、他業種の参入によって経営が脅かされている時点で、遅かれ早かれその店はなくなってしまう。
「ネット通販のせいで閉店した」という論調は、
ネット通販が悪者であるとか、無味乾燥で人情味のない味気ないものというパラダイムの下に成り立っている。
だが、実際には、単に、店に求められる役割が変化したということだと思う。
商店街が郊外型の店舗やスーパーマーケットに移り変わり、個人商店がコンビニエンスストアに移り変わったのは、
社会環境の変化により郊外型店舗やスーパーマーケットやコンビニエンスストアが求められる状況が増えたというだけだ。
事実、そうでない環境が生き残っている地域では、いまだに商店街が繁栄している。
必要に迫られた変化が起きただけなのだ。
だから、今後、ネット通販が衰退して商店街が復活するという状況も、社会環境の変化によっては生じ得るかもしれない。
変化についてあれこれと抗うのは、無駄な消耗だ。
抗うべきは、ここだけは譲れないという核心的な部分だけでいい。
【今日のまとめ】
参考書もよく買った思い出。というわけで。
- 2018/02/02(金) 20:00:00|
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