
きょう、前作「
愛って暗いね、ナハトムジーク。」から約5年4ヶ月ぶりとなる2枚目のミニアルバム、「主に、オレの望みと喜びで。」を発表した。
上記のBandcampやSoundCloudのリンクからフル試聴(SoundCloudは一部楽曲のみ)が可能で、
気に入ってもらえれば600円からダウンロード購入もできる。
全体のプロデュースとアレンジは水野健人、アートワークは河内麻美の両氏にお願いした。
もともと親交の深かった人々と、妥協ではなく「この人に頼みたい」という純粋な思いから共に作品を作ることができたのは幸福なことだ。
おかげで、前作とは異なるアプローチから、オレの考えるJポップを構築し表現することができた。
2年前、水野さんと北陸や新潟を旅した帰りの電車の中で、このミニアルバムを作りたいという話をした。
水野さんはそれを快く引き受けてくれたが、お互いに様々な事情もあり、完成までに長い月日を要した。
だが、完成した作品は当初の想像を超えるもので、そこに一切の妥協はない。
むしろ、完成を急がなかったおかげで、個々の楽曲も成熟し、より納得のいく作品になったとオレは考えている。
前作「
愛って暗いね、ナハトムジーク。」は、いま聴いてもよくできている。
それは前作のプロデュースとアレンジを担当してくれたナ〆ナナメさんの力量による部分が大きいが、
とにかくまとまりがよく、もう一度同じものを作ろうと思っても不可能だと思えるレベルに達している。
その意味で、オレは今作「主に、オレの望みと喜びで。」が前作を超えたとは思っていない。
だが、もちろん劣っているとは思わないし、前作でできなかった表現ができているという自負もある。
そう思っていなければ、新作を発表する意味はない。
とりわけ、音の厚みや音圧に関しては、水野さんのおかげで、オレの注文をはるかに超えるレベルのものができあがった。
是非、良質なスピーカーやイヤホンで聴いてみてほしい。
そして、オレは、音楽を作る人間の端くれとして、
オレがここ数年主張している「無駄な消耗に意味は一つもない」ということを、口だけではなく音楽で示す必要があるとも感じていた。
前作の一曲目「ハロー警報」では、当時オレが強く感じていた「自分のメディアを持ち、発信するということ」を示したが、
今作の一曲目「主人公補正」では、オレは上記の通り、新たに「無駄な消耗に意味は一つもない」ということを示した。
新作が出たばかりのタイミングで言うことではないかもしれないが、
もしオレが次回作を発表するとすれば、オレに新しい主張が生まれ、それを主張する必要性を感じた時になるだろう。
今作が、皆さんにとって、それまで聴き続けることに耐えうるだけの作品になっていることを願う。
【今日のまとめ】
タイトルの元ネタは分かってもらえるだろう。というわけで。
- 2018/01/20(土) 20:51:01|
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