漫画の違法ダウンロードサイトの問題がネット上で話題になっている。
それらは言うまでもなく悪であって、ここでとやかく説明することではない。
もしそれを悪でないと考えていたり、悪であるとわかっているがやめられないという人がいるのなら、直ちにやめるべきだ。
これは勘違いされがちだが、著作者や出版社に払われる金がどうとか、それは第一義的な問題ではない。
悪だからやめるべきなのであって、それに尽きる。
それは前提だが、オレが気になるのは、
「電子書籍やサブスクリプション方式での音楽ダウンロードは、
フィジカルで購入するよりも著作者の儲けが少ないから、本やCDを買った方がいい」と考える人間が少なくないことだ。
現状では、確かにそれは事実なのかもしれない。
だが、それは本質的なことではないし、オレたちが気にすべき問題ではない。
むしろ、オレたちがそれを気にしてしまえば、その現状はより変わらない方向に進むだろう。
違法ダウンロードのサイトでいくら作品がダウンロードされても著作者に金銭が落ちないのは当然のことだが、
オフィシャルなダウンロードによる購入やレンタルがフィジカルよりも著作者に落ちる金銭が少ないのは、論理必然ではない。
あくまで、システム上の問題であって、それは変えることが可能だ。
極端な話、紙の書籍やCDがひとつも売れなくなれば、ダウンロード販売により著作者に払われる金銭は今よりも上がるだろう
(もっとも、それが現状のフィジカル販売における金額と同等かどうかはわからないが)。
それは受給の問題なので、オレたちが著作者の収入を心配してフィジカルで買おうとする必要はないし、してはいけないとオレは思う。
自分の好きな買い方で買う、それが無駄な消耗を避ける上で肝要なことだ。
【今日のまとめ】
Kindleのおかげで、同じ巻を2冊買ってしまう現象はなくなった。というわけで。
- 2018/01/07(日) 23:15:29|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0