大相撲の九州場所で優勝した横綱が、優勝後のインタビューで万歳三唱をしたことがニュースになっていた。
オレはその横綱のことが好きだし、そのパフォーマンスの内容についてはどうでもいい。
だが、一つ気になったのが、本人も一緒になって万歳していたことだ。
オレは、万歳をする時に本人も一緒に両手を挙げて万歳するのが苦手だ。
万歳は、対象を称えるためにするものだからだ。
よく、選挙で当選した政治家が、事務所で万歳をしている場面がある。
この万歳は当選した政治家を称えるものなので、
本来、政治家本人は周囲の人間が万歳をしている最中は頭を下げて感謝の意を示すか、
頭を下げないまでも直立不動でいるのが相当だ。
だが、多くの政治家は、一緒になって万歳をしている。
おそらく万歳の意味が分かっていないだけだと思うが、自画自賛をしているようで印象は悪い。
「天皇陛下万歳」の時に、天皇陛下が一緒になって万歳をするわけがない。
そう考えれば本人が万歳をするのは明らかにおかしいが、いまや本人も万歳をするのが当たり前のようになっている。
意味のない行為は、無駄な消耗だ。
何のためにするのかも理解せずに万歳をするのは、まさしく意味のない行為であり、無駄な消耗にほかならない。
万歳はあくまで儀式なので、それ自体には意味も効果もない。
したがって、やるのであれば適式な作法にのっとってやるほかないが、見ての通りの現実である。
政治をする人間がこんな無駄な消耗をしているようでは、この国が淘汰される日もそう遠くはないのかもしれない。
【今日のまとめ】
「万歳」と14回言った。というわけで。
- 2017/11/28(火) 23:05:37|
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