昨日、渋谷で「三月のパンタシア」のライブを見る予定があったので、その前の腹ごしらえに近くの「道玄坂マンモス」に寄った。
道玄坂という好立地ゆえ以前から存在は知っていたが、場所柄、いわゆる色物のつけ麺だと思っていた。
しかしつけ麺に造詣の深い知り合いがここのつけ麺を高評価していたので、オレも気になって寄ることにしたのだった。
16時頃に到着すると、店の前に並びが5人か6人ほどあった。
食券を買って店員に手渡すと、その場で麺の種類を訊かれる。
「胚芽麺」と「もっちり麺」があるらしく、オレは初めてなので定番の胚芽麺を選んだ。
その後で最後尾に並んだが、並びの割に回転は速く、10分弱で入店できた。
注文を取った時点で見込みで茹でているのか、案内されて着席すると、ものの数分で提供された。
この辺りのスムーズさは、渋谷という有数の繁華街
における繁盛店ならではの経験値の高さを感じさせる。
▲濃厚つけ麺・大盛(850円)。見た目としてはかなりオーソドックスなものだ。
麺の器に海苔が1枚置かれ、つけ汁にはネギと柚子の存在が目立つ。

麺は大盛で330グラム。
普通が220グラム、特盛が440グラムだ。
胚芽がブレンドされているとのことで黄色みが目立つ。
店内の貼り紙には「栄養価が高いので健康や美肌効果がある」という旨の説明があった。
その胚芽のおかげか歯応えのある食感が心地良く、風味もしっかりしていた。
あまりつけ汁にしっかりと浸さなくても、麺の風味がいいのでどんどん食べ進められる。

つけ汁は定番の濃厚魚介系だが、甘みが目立つブレンドだった。
柚子の風味もよく効いている。
写真では具が何も見えないが、底に角煮状の豚やメンマが入っていた。
特に豚はたっぷり入っていて、しっかり煮込まれた様子でかなり美味い。
これなら肉増しなどは必要ないかなと思ってしまう。
スープ割りは卓上にボトルがあり、好みの濃度で割ることができる。
元のつけ汁が甘めの味付けということもあり飲みやすく、すぐに完飲した。
先にも書いた通り、場所柄色物の店だとばかり考えていたが、
そのことについて謝りたいほど本格的で美味いつけ麺だった。
すぐ向かいに三田製麺所があるが、この味であればこの「マンモス」に軍配が上がる。
並びがあってもこの回転の速さならば、よほど急いでいない限り問題もない。
渋谷ではいつも何を食べるべきかで悩んでいたが、いい選択肢が一つ増えた。
今後も機会があれば立ち寄りたい店だ。
【今日のまとめ】
店名が色物感を加速させていた。というわけで。
- 2017/11/26(日) 20:00:00|
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