今年も有馬記念のファン投票が始まった。
実際にはファン投票で上位に選ばれた馬が必ず出走するわけではないが、
最近はTwitterなどのSNSとの連携機能もあり(投票した馬名がツイートされる)、
ファンたちが自分の好きな馬をアピールするいい機会にもなっている。
ファン投票には抽選で景品が当たるキャンペーンもあるので、そこに個人情報を入力するフォームがあるのだが、
そこに「競馬歴」の欄がある。
オレは1998年から競馬を見ているので「19(年)」と入力したが、もうそんなに経つのかと感慨深くなった。
オレは28歳なので、人生の7割近くを競馬ファンとして過ごしている計算になる。
競馬ファンには、よく、「途中で競馬から離れたが、また戻ってきた」という人がいる。
昔から競馬を見ている人ほどそういう傾向があるが、オレは不思議と、競馬から離れた経験がない。
一時期少しだけ興味が薄れたことはあったが、その時期でも大きなレースは中継や録画で見るようにしていた。
19年も見続けられる対象というのはなかなかないと思うが、
なぜそれほど見続けられるのかというと、
オレは特定の馬に夢中になるということがこれまでにないからなのではないかと考えている。
競馬には馬の移り変わりがある。
どんな馬でも長くとも5年か6年でそのほとんどは引退してしまうし、
残念ながらレースや調教での事故で安楽死になってしまう馬も少なくない。
もし自分が夢中になって全レースを現地に観戦しに行っている馬がいるとして、
その馬が引退したり、事故死してしまったら、燃え尽きるように競馬に飽きてしまう可能性がある。
アイドルなどに「箱推し」という言葉があるが、オレは競馬を箱推ししているように思える。
誰か特定の馬や騎手というよりも、「競馬」という総体の醸し出す雰囲気が好きなのだ。
だから、誰かがいなくなっても、それが競馬でなくなるわけではないから、見続けられるのだろう。
特定の馬や騎手のファンになるのもいいことだと思うが、
特定の誰かを応援することは、それが競馬でなくてもできることだ。
当たり前のことだが、「競馬を楽しむ」ことは、それが競馬でないと絶対にできない。
だから、オレは19年間、競馬を見続けている。
【今日のまとめ】
そうは言っても武豊が引退したらどうなるのだろうかとは思う。というわけで。
- 2017/11/17(金) 20:00:00|
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