数ヶ月前に東名高速道路で発生した痛ましい事件のニュースは、もはやここで詳細を説明するまでもない。
高齢者のペダル踏み間違えによる事件の報道のときと同じく、
テレビのニュースでは、ここぞとばかりに似た事件の報道が複数なされている。
急にこうした事件が増えたわけではないだろうから、上述の東名の事件を機に、こうした悪質な事件に対する社会的関心が高まったのだろう。
もっとも、こうした事件を起こした人間に、「煽るのはいけないことだ」とか、「自分の命も危ないんだぞ」などと伝えたところで、どれだけの意味があるのだろうかとオレは思う。
追越車線で急停車したり、前方の車を至近距離で煽ることは、自身の命にも関わる行為だ。
高速で追突されたり、前の車がパニックに陥って急ブレーキをかければ、自分が命を落としかねない。
だが、悪質な運転をする人間は、自殺したいわけではないだろうし、カースタントに自信があるわけでもないだろう。
端的に、こうした人間は、頭に血が上ると、自分の命の危険すら忘れて怒り狂ってしまうのだ。
それはもはや病気で、専門的な治療を受けない限り治すことはできない。
オレが通っていた中学の教師で、一度頭に血が上ると手が付けられず、最終的に生徒への暴力にまで及んだ人間がいたが、その教師も普段は比較的穏やかだった。
そのような人間に、煽ることの危険性や犯罪性を普段いくら説いたところで、「そんなことはわかっている」と言われて終わりだ。
彼らは本当にそんなことはわかっていて、だが頭に血が上ると止められないだけだからだ。
彼らが逆上して危険な運転をすることを防止するには、運転免許取得のプログラムにおいて、そうした性格を事前に発見することが必要だろう。
たとえば、倫理的に許されるかはわからないが、他の車によるドッキリのようなことを仮免許中に道路で行い、
それに逆上して危険な運転をしたり、激昂した人間には、免許を与えないなどの方法だ。
荒唐無稽な案であることは百も承知だが、東名高速での事件のような悲劇を繰り返さないためには、こうした案さえも真剣に考えるべきだとオレは思う。
【今日のまとめ】
クラクションは一回も鳴らしたことがない。
というわけで。
- 2017/10/20(金) 20:00:00|
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