オレがこのブログを毎日更新するようになって5年経った。
毎月配信のメールマガジンも今月末配信の号で6周年になるので、
オレはそれだけの間に渡って、まとまった量の文章を書き続けてきたということになる。
仕事でやっているわけではなく、悪く言えば適当な内容でも「書いた」ことにはなってしまうから、
そのことが凄いということにはならない。
何でもいいから毎日書くだけなら、子供でもできることだからだ。
また、強制されて書いているわけでもないので、偉くもない。
更新を休んでも誰にも怒られないし、罰金を取られるわけでもない。
結局のところは好きで書いているだけだから、偉いはずがないのだ。
オレがメールマガジンやブログを更新し続けるようにしたのにはいくつかの理由があるが、
とりわけ、少しでもまともな文章を書けるようになりたかったという理由が大きい。
今でもそうだが、オレは文章を書くことが苦手だ。
SNSの発達でいろいろな人の書く文章を簡単に読むことができるようになったが、
周囲の人たちの書くツイートやブログを見るたびに、彼らの文章の上手さに唖然とする。
そうした人たちは、オレのように毎日ブログを書いているわけではないのに、
オレの何倍も綺麗で、かつわかりやすい文章を書くことができる。
オレは彼らのようには書けないが、せめて少しでもそれに近づけるように、
毎日ブログを書くことで文章を書くことへの苦手意識を克服しようと努めている。
だが、数年間にわたって毎日ブログを書き、毎月メールマガジンを書いてきて、確実に身に付いてきたものもある。
それは、速く文章を書く力だ。
オレは、このエントリもそうだが、ブログやメールマガジンの文章を推敲することが今ではほとんどない。
正確には、無意識に推敲しながら書けるようになったと言った方がいいかもしれない。
それによって、ブログやメールマガジンを格段に速く書くことができるようになった。
オレは、文章は速く書けないと意味がないと思っている。
少なくとも、オレの書く文章においては確実にそうだ。
オレは文章が下手なので、速さで勝負するしかない。
「みんなのように上手くは書けないが、その分速く書ける」というのを売りにすることが、オレが文章を書くことの許される唯一の道だ。
これは、ブログを毎日更新することによってのみ得られると言っていい力だ。
毎日更新するとなると、遅くに帰ってきて翌日に予定もあり、すぐに寝ないといけない状況下でエントリを書くことを強いられる状況に置かれることも多い。
そのような状況下では、じっくりと推敲などしている余裕はない。
かといって、適当に書いた、あまりに酷い内容のエントリを公開することもできない。
結果的に、一定の内容が担保された文章を速く書き上げる力が身に付く。
これはメールマガジンについても同じだ。
これが不定期更新であれば、そうはいかないだろう。
「いいものが書けるまで待つ」という結果になり、遅々として文章は完成しなくなることが容易に想像できる。
きっとそのような理由によって更新されなくなったのだろうと思われる他人のブログの残骸を、オレは数多く目にしてきた。
だからオレは、可能な限りブログを毎日更新するし、メールマガジンを毎月配信していく。
オレは自分の書いた文章を読み返すことはどうにも気恥ずかしいのでほとんど読み返さないが、
もし今後も数十年にわたって書き続けることができれば、そのときは読み返してみてもいいのかもしれない。
【今日のまとめ】
誤字にだけは気を付けたい。というわけで。
- 2017/10/17(火) 20:00:00|
- 日記
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