
先日、下川原(したかわら)焼の鳩笛をネット上で見かけ購入した。
オレは鳩笛を集めていて、既に複数のコレクションがあるが、その中でもこの鳩笛はとりわけ大きい。
上記の写真で奥に置いたものは鶴岡八幡宮の鳩笛だが、
この下川原焼のものはそれより二回りも三回りも大きく、オカリナくらいの大きさだ。
ボディの大きさがそうさせるのか、音色も極めて澄んでいて、音量も大きい。
尻尾から息を吹き込み、息の量を調整したり下の穴を指で塞いだりして音を変化させると、
さながら朝に外から聞こえてくるキジバトの鳴き声のようだ。
値段は1000円ほどだが、ひとつの楽器として高級な印象を受ける。
下川原焼というのは、青森は弘前の伝統工芸だそうだ。
オレは今回購入したことで初めてその存在を知ったが、当地では有名で、土産店ではよく見かけるものらしい。
伝統工芸が面白いのは、その伝統工芸がその地で作られることになった理由が必ず存在することだ。
たとえば、寒い場所では、雪で作物が育たない農閑期の副業として工芸品作りが行われていたりする。
単なる土産物ひとつ取っても、そこには理由が必ずあるのだ。
このエントリを書くにあたってウェブ上を検索していて知ったが、
弘前のこの鳩笛の工房では、真っ白な鳩笛に絵付けをすることもできるらしい。
オレもそのうち、オリジナルの鳩笛を作りに行きたいと思う。
【今日のまとめ】
サンプリングでなら楽器として使えそう。というわけで。
- 2017/10/14(土) 18:48:27|
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