金曜、都内に出る用事があり、帰りに大宮で下車した。
最初「蕾」に行こうかとも考えたが、前日に三田製麺所のつけ麺を食べたので、
似たタイプのつけ麺は避けて二郎の跡地にある「狼煙」に行くことにした。
いつも並んでいる印象だが、雨のせいか20時頃の到着で並びはなし。
とはいえ店内は満席なので外で待つことになった。
店員に先に食券を買うように言われるので、
いったん店内に入って食券を買い、店員に買った食券を渡してから再び外で待つのだが、
雨の日だといったん傘をたたまねばならず、入り口に庇もないので、その際にかなり濡れてしまう。
店の構造上仕方ないし、クレームをつけるつもりはないが、この点は少し考えてほしいところだ。
店員の案内があり、裏側の扉から入店。
奥から詰めるのかと思い空いている席で一番奥に座ったが、座った後で店員に「手前から座ってください」と言われて座り直した。
先にお冷のコップを置き、座る場所を示すなどしておいてくれれば防げることだと思うのだが。
店員の態度自体はいいだけに、そういうオペレーションの空回り感が気になってしまった。
10分ほど待って提供。
▲つけ麺・中(840円)+ニンニク(無料)。麺はカウンター越しに、つけ汁は後ろから店員が持ってくるという不思議な提供スタイル。

麺は全粒粉のような感じで粒が目立つ極太麺。
水の切り具合もしっかりした様子だ。
丼からはみ出るようにして、薄いが大判のチャーシューが載っているのだが、
あまりにはみ出しすぎていて、丼を動かした際にチャーシューが卓上のスープ割り用のポットに接触してしまった。
オレは気にならないが、衛生面を気にする人は完全にアウトだろう。
味がいいだけに、こういう細かい(これが細かいかどうかは微妙だが)点が気になってしまう。

つけ汁はかなり熱く、丼を別個に熱しているのかもしれない。
いわゆる濃厚魚介系の中でもとりわけ濃厚で、ほぼポタージュ状のドロドロ加減だ。
麺をしっかり絡ませるもよし、サッと漬けてつけ汁の濃さと麺の小麦感を味わうもよし。
具は小ぶりの豚や太いメンマ、ネギや海苔など盛り沢山だが、ほぐし豚が絶品だ。
以前に北大宮の本店の方でまぜそばを食べた際にこのほぐし豚が素晴らしかった記憶が蘇る。
以前にカレーつけ麺を食べた際は終盤でつけ汁が無くなってしまったが、
今回はそれはなく、最後のスープ割りまでしっかり楽しめた。
最後に卓上のボックスティッシュで口を拭こうとしたが、二箱積まれているのにどちらも空だった。
店内が狭く店員が気付きにくいのかもしれないが、つけ麺が素晴らしいだけに細かい点がやはり目についてしまう。
大宮でつけ麺といえば「蕾」とこの「狼煙」が2トップであると思われるが、
どちらもジャンルとしては同じ濃厚魚介でありながらその方向性はまったく違う。
上品さを求めるなら蕾、とにかく濃厚なものを食べたいなら狼煙という感じで、
その日の好みで選ぶこともできそうだ。
大宮でこうしたハイレベルのつけ麺を食べることができるのは、本当にありがたいことだ。
【今日のまとめ】
店員の声もちょっと大きすぎた感がある。というわけで。
- 2017/10/08(日) 20:00:00|
- 麺
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0