昨夜から今朝にかけて、大学時代のサークルの同期と毎年やっている「ナイトウォーク」を行った。
今年は23時前に井の頭公園を出発し、代々木公園を経由して新宿駅まで歩いた。
比較的短い距離だったことと、例年と比べ開催時期が遅く涼しかったこともあってか、例年ほどの疲れがなく終わることができた。
いつまでこんなことができるかは分からないが、やる人間がいるうちは続けたいとも思う。
普段は絶対に徒歩では移動しないような場所を深夜に移動するということは、
実際にやってみると他では味わえない独特の楽しさがある。
クライマックスとして、明け方のまだ薄暗い代々木公園で生ハムを食べながら乾杯した。
辺りはしつこいほどの金木犀の香りに包まれていた。
匂いは記憶と密接に結び付く。
どちらも脳が司っているので当然のことではあるが、ある特徴的な匂いとともに何かの体験をすると、
数年後や数十年後に同じ匂いを嗅いだ時に、その記憶を鮮明に思い出すのだ。
そこまで大げさでなくとも、「金木犀の香りがしたからもう秋だ」と感じるのは、
過去の秋に金木犀の香りがしたという経験があるからだ。
それが秋のものだと知らなければ、「もう秋だ」とは感じない。
それを「風情」と感じるかどうかは別として、季節の変化を匂いや音や視覚などの感覚で感じることは重要だ。
もしそれがなければ、季節の変化ひとつでいちいち頭を使って考えなければいけなくなる。
それは無駄な消耗だ。
「金木犀の香りがしたから秋だ」と感じられるのは、無駄な消耗を避けることができている証拠なのだ。
【今日のまとめ】
代々木公園のカラスの多さ。
というわけで。
- 2017/09/25(月) 00:10:52|
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