オレに限った話ではないだろうが、「うどん派かそば派か」という質問をされることがよくある。
共通の話題があまりない場面や、場を繋ぎたい時に便利な話題なのだろう。
だが、オレはこの質問をされるとどうしても怒りが湧いてしまう。
うどんとそばは対比されるような食べ物ではないからだ。
確かにうどんとそばは同じ場所で売られていることが多い。
立ち食いそば屋ではうどんとそばを選べるし、
オレが好きな自販機コーナーでも大抵はうどんとそばが同じ自販機で売っている。
だが、それは、うどんとそばがたまたま同じような味付けや具で食べられるというだけの話であって、
食べ物として比較対象であることを意味しない。
そもそも、そばは元々麺類ではなく、いまのそば切りの形になったのは近代以降である。
その時点で、「麺類だから」という理由でうどんとそばを比べるのはおかしい。
だいたい、うどん派とかそば派とかいう区別をすることに何の意味があるのだろう。
もしかすると「赤いきつねと緑のたぬき」が作った風潮なのかもしれないが、
あれはあくまで「きのこの山とたけのこの里」のように商品を盛り上げるためのもので、
特定の商品ではないうどんとそばに一般化されるものではない。
どちらもまったく別の食べ物であり、派閥を築いて戦うのはバカであり、無駄な消耗の極致だ。
もちろん、言いたいことはオレだって本当はわかるし、こんなことで怒るなと言われてもその通りだ。
だが、それでもやはり、「うどん派かそば派か」と言われると、オレはつい熱くなってしまう。
【今日のまとめ】
「カレー派」が入ってくる可能性もある。
というわけで。
- 2017/09/22(金) 20:00:00|
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