先日、久々にブックオフで100円で本を数冊買った。
オレは電子書籍で本を読むことが多いが、
古い本の場合、電子書籍を買うよりも古本の方が安上がりなことが多いし、何より電子化されていないことも多い。
オレは別に電子書籍でなければ嫌だと考えているわけではないので、特にこだわりはない。
それはどうでもいいことだが、その本を帰りの電車で早速読んでいると、
本文にいくつか赤ペンで線が引いてあったり、単語が丸で囲ってあったりした。
100円コーナーにあったものだし、線が引かれていることに特に文句はない。
むしろ、オレはその線の引き方に興味を持った。
その線の引き方は、オレからすれば、「この人はこういう意図でここに線を引いたのだろう」ということがまったくわからなかったからだ。
当然、過去のこの本の持ち主は、何かの意図を持ってそこに線を引いたり丸で囲ったりしたのだろう。
しかし、先に書いた通り、オレにはそれがわからない。
もしかしたらこうかもしれないという推測は可能だが、それも一通りではないので、結局は決め打てない。
これは人間関係の本質的な要素を現しているようで面白い。
他人が考えていることというのは、その他人に直接聞かない限りわからない。
それを推し量ることは大事だし、思考を放棄すればいいというわけではないが、
「こう考えているに違いない」と決め付けることはむしろ悪い結果を招きかねない。
オレはこの本に線を引いた人間に直接聞かない限り、線の意図はわからないが、
聞くことはまず不可能なので、オレはその意図がわからないままなのだ。
100円の文庫本から、オレは大切なことをあらためて気付かせてもらった。
【今日のまとめ】
一冊、既に持っている本を買ってしまった。というわけで。
- 2017/08/24(木) 23:23:31|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0