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怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

教員が足りていたことなどこれまでにない

九州の小中学校で教員不足が深刻になり、
学校が保護者にメールで教員を募集したり、社会科の元教諭に数学を教えてもらうよう依頼したというニュースを目にした。

人口比率や給料の関係で教員が物理的に足りなくなるのは当然のことだが、
オレは、「教員不足」というのは今に始まったことではなく、
むしろ本当の意味で教員が足りていたことなどこれまでにないと思う。

早い話が、教科書に載っていることを覚える勉強など、環境さえ整えば教師などいなくても可能だ。
集中力のある子供なら独学で問題ないし、
そうでなくても、親や塾の講師など、教員免許を持たない人間でも教えることができる。

教員に求められるのは、そうした誰でもできる勉強を教えることではなく、もっと道徳的な部分の教育だ。
大人の、それも人間的にまともな大人の立場から道徳や社会性を学習することは、
子供たちだけではできないし、親や一般の大人では難しい。
たとえばソクラテスのような賢い大人が専門家としてそれを教え込むことが、学校にわざわざ通う意味だ。
それが行われないのなら、家にいても同じだ。

しかし、現実には、教員はそうした面からは養成されておらず、
親や一般の大人でもできる勉強を教えるための人間として養成され、学校に送り込まれる。

そんな人間が、どうしていじめ問題を解決できるだろうか。
誰にでもできることだけができて、専門家として求められることはできない、
そんな人間が教員であっても何の意味もない。
もちろん人間として立派な教師は多くいるが、それは体系的に養成されたものではないので、
結局は個々人の資質に委ねられてしまうため、義務教育に必要な均一的な教育の実現は図られていない。

これは結局、「教員養成」という教育の問題である。
おそらく、それを教える大学教員の数も足りていないし、これまでに足りていたこともないだろう。
その結果、今回の九州のニュースのようなことが起きるわけだが、
繰り返すように、これは今に始まったことではなく、もっと構造的なもので、深い問題だ。

【今日のまとめ】
あまり屁理屈じじいでも嫌だが。

というわけで。
  1. 2017/08/22(火) 22:08:04|
  2. 日記
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