先日、大宮に行く用事があり、帰りに「蕾 煮干分家」に行ったのだが、まだ16時過ぎで空いていなかった。
そのため、東口へ回って久々の「蒙古タンメン中本」へ寄ることにした。
混雑時は外で待つこともある人気店だが、まだディナータイムには早いこともあって店内は空いていた。
外は猛暑ということもあり、ラーメンでは暑すぎるのでつけ麺をと思い、「冷し五目蒙古タンメン」と半ライスを注文した。
10分弱での提供。
▲冷し五目蒙古タンメン(880円)。
冷し五目味噌タンメンに麻婆豆腐がプラスされているので冷し五目「蒙古」タンメンである。
温かい蒙古タンメンと異なり「冷し味噌ラーメン」の激辛スープがブレンドされているので見た目はかなり赤い。

麺はコシのある中太麺。
盛り付け方が美しく食欲をそそる。
温かいラーメンと共通の麺のはずだが、冷しの方が麺の食感をよりダイレクトに楽しめる。
いざ麺をスープに浸し食べ始めると、早速むせてしまう。
提供を待つ間、隣の先客が北極ラーメンを食べながら何度もむせているのを横目に眺めていたが、中本ではみんなむせる。
中本の辛いスープではよくあることなので、併せて水を飲みながら気にせず食べ進む。
辛いが、野菜の旨みが溶け込んだスープは濃厚でうまいのだ。
何度かむせているうち、唐辛子が器官に入った。
そこからが地獄だった。
涙がとめどなく出てきて止まらず、卓上のティッシュで拭き取りながら水を飲む。
辛さとは別に、異物が器官に入ったことでくしゃみを誘発した。
そして、くしゃみをした瞬間、腹筋が攣った。
すぐにでも立ち上がりたいが、突然立ち上がるのも恥ずかしい。
オレは座ったまま琴奨菊のように身体をのけぞらせ、攣った腹筋を逆方向にしばらく伸ばすことで痛みを和らげようとした。
そのおかげでどうにか腹筋の攣りは治まり、まだ数口しか食べていなかったので残りを食べ進めたが
、
正直言ってその後の味はほとんど覚えていない。
あまり残すのも申し訳ないので何とか胃に詰め込むという感じだった(完飲はもちろん無理だったが、具はほぼ完食した)。
オレは中本は好きだし、むせる前までは大満足の味だったので、もちろんこれは決して店側の問題ではない。
やはり、中本の冷しはオレには辛いのかもしれない。
同じ辛さレベルの味噌卵麺はオレでも食べられるのだが、
味噌卵麺と違い、冷し五目蒙古タンメンには上述の通り冷し味噌ラーメンのスープがブレンドされており、
この冷し味噌のスープがオレには合わないのだろう。
これからは無理して冷しを注文しないようにしたい。
それにしても、なぜ中本では決まってむせてしまうのだろう。
そう思って「中本 むせる」で検索してみたら、「中本の麺はすすってはいけない」と書かれていた。
中本の麺は辛すぎて普通に食べればむせるので、ご飯のように食べるのがいいのだそうだ。
オレはこれまでそれを全く知らずに麺をすすって食べ、毎回むせていた。
麺をすするという行為は、中本ではオレの忌み嫌う無駄な消耗だったのである。
【今日のまとめ】
紅生姜は癒やし。というわけで。
- 2017/07/23(日) 20:00:00|
- 麺
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