「鬱病の人に言ってはいけない言葉」というものがあると巷でよく言われる。
頑張れ、もっと大変な人がほかにいる、大変なのはあなただけではない、甘えるな、そのうちいいことがある、
さまざまな言葉が、鬱病の人に言ってはいけないとされる。
だが、それは鬱病の人に言ってはいけないのではなく、
そもそも他人に言うべき言葉ではないのではないかとオレは思う。
「頑張れ」はいいかもしれない。
もちろん鬱病の人に言ってはいけないが、そうでない人に対してはかなり一般的な言葉だし、
むしろ誰かにそう言ってもらいたいという人もいるだろう。
だが、それ以外は、誰かに言われても、死ね、としか思わない言葉だ。
鬱病でなくとも大変で辛いときはいくらでもあるが、
そんなときに、もっと大変な人がほかにいるとか、甘えるなとか言われれば怒りが湧いてくるだけだ。
そのうちいいことがあると言われ、もしそれが本当でも、いま大変なことは何も変わらない。
それは無駄な消耗だ。
しかも、オレが普段書いている「無駄な消耗」は内発的なものがほとんどなので自ら対処できるが、
他人によりもたらされる無駄な消耗は回避が難しい。
回避するには、一時的に感情を無にするか、耳を塞ぐしかないが、それ自体も無駄な消耗になる。
明らかに、それは鬱病の人に限らず、誰に対しても言うべきではない。
【今日のまとめ】
「鬱」はいまだに書けない。というわけで。
- 2017/07/08(土) 22:27:39|
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