愛想の悪い店員がいる。
オレは別にそれがいいとか悪いとか言っているのではないし、そういう店員は多いので、正直どうでもいい。
だが、「愛想の悪い店員」が話のテーマになるとき、
たいてい、安い時給で働く店員に多くを求めるな、ということを言う人間がいるのがオレは気になる。
それは間違いだからだ。
愛想の悪い店員は、時給がたとえ一万円だったとしても愛想が悪いし、
愛想のいい店員は、たとえボランティアだったとしても愛想がいいのである。
もちろん「仕事モード」のようなスイッチは誰しも存在するだろうが、
たいていは、その人間が一番楽だとか気持ちいいという状態が、その人間の愛想になるということだ。
これは簡単なことだ。
愛想悪くしているほうが、愛想良くしているよりも、相手に対する反感を買いやすく人間関係も悪化させやすいのは明らかなことだが、
時給が安いから自分は相手から反感を買いますとか、人間関係を悪化させますとかいう人間はいない。
時給に関係なく、愛想の悪い店員は、あくまで自分のナチュラルな態度としてそうしているのである。
オレは、皮肉でもなんでもなく、そういう人間のことをすごいと思う。
反感を買いやすく、人間関係を悪化させやすい態度を自ら取りに行くのは、明らかに無駄な消耗だからだ。
オレはかなりの小心者で、人に怒られたり怒鳴られたり強い態度を取られるのが人一倍苦手なので、
そうした事態を先回りして防ぐために、できるだけ愛想良く振る舞うようにしている。
それは当然、無駄な消耗を避けるためだ。
また、他人に対して愛想の悪い態度を取ると、「相手に失礼だっただろうか」などと考えて精神が疲れるので、
愛想良く振る舞うことはその意味でも無駄な消耗を避けている。
まとめると、愛想の悪い人間は、無駄な消耗の極致だということだ。
そうした人間がどうなるかは、もはや言うまでもない。
【今日のまとめ】
外から見たらオレも充分愛想が悪そうだが。
というわけで。
- 2017/06/28(水) 22:30:46|
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