久々に平日の大宮に用事があったので、「蕾 煮干分家」に寄った。
ここは日曜は空いていないので、平日は貴重なチャンスだ。
最近は「トナリ」の焼そばを食べることが多かったが、久々につけ麺が食べたくなった。
12時前に入り空席が一つだけあったので、すぐに着席して10分ほどで提供された。
ここは運が悪いと着席してからもかなり待たされることがあるが、今回は普通だった。
▲本日の煮干つけ麺・大盛(850円)。
以前は麺の器には何も盛られていなかったが、いつの間にかこのように豪華な盛り付けになっていた。
東口の本家や、池袋の「狸穴」などもこうしたスタイルなので、影響されているのかもしれない。
個人的には麺だけの方が好きだが、豪華になる分には文句はない。
レモンが付いているので、最初はそのままで食べ、途中で麺の上に絞ってからかき混ぜ、味の変化を楽しむ。
小麦の味がしっかり効いた極太の多加水麺は本家とはまったくタイプが異なり、その違いが楽しい。

つけ汁はカタクチイワシの煮干を用いた濃厚なもの。
開店当初よりもだいぶえぐみが減った(当時は店内を「臭い」と感じるほど煮干をふんだんに使っていた)気がするが、
その分食べやすくなっているし濃厚さは失われていないので、良い方向への変化だろう。
もっとも、煮干つけ麺のマニアにとっては物足りないかもしれない。
麺やチャーシューがしっかりと絡む濃厚なつけ汁は量も十分で、最後まで冷めにくい。
スープ割りを頼むと柚子のフレーバーがプラスされ、良い食後感を味わえる。
少し前、日曜日でここが空いておらず付近の別のつけ麺屋に行ったことがあったが、
ブログに書く気も起きないほどつまらない味だった。
もっとも、それは不味いというよりも、この「蕾 煮干分家」の完成度の高さに舌が慣れてしまったことによるものだろう。
うまい麺は舌のハードルを上げるのである。
【今日のまとめ】
油そばならその店も悪くないのだが。というわけで。
- 2017/06/24(土) 20:00:00|
- 麺
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