怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

戦争が始まったら勝つしかない

先日、日本のエアレースのイベントで、エキシビジョンとして実機から修復された零戦が飛行した。
そのことについて、ある雑誌の記者が、
戦争で使われた道具で観客が平和を感じていることへの違和感をネット上で表明しているのを目にした。
こうした批判は当然あるに決まっているし、
考えはあくまで考えなので、オレは彼女がそう考えたことに関してはどうでもいい。

オレが気になるのは、
たとえば戦国時代や、日清戦争や日露戦争などはコンテンツとしてとくに批判を受けないどころか好意的に受け止められるのに、
なぜ先の戦争の話になると、こうした批判をする人々が多くなるのだろうかということだ。

現代とそれ以前では価値観が違うので、戦国時代と先の戦争では人の死を同列に扱えないという理由をよく目にするが、
それは理由の一つではあっても、本質ではないだろう。
少なくとも、日清戦争や日露戦争の時には、既に人の死に対する国民の価値観は現代とそう変わらなかったと思われる。

結局、勝ったかどうかなのだと思う。
日清戦争や日露戦争には勝ったし(後者は実質的な敗戦かもしれないが、形式的には勝っている)、
戦国時代も、勝った側の人間の価値観に基づいて現代のオレたちが育ってきている。
それに対して、先の戦争は明らかに負けた。
負けたから、それを嫌がる人間がいるのだ。

戦争は無駄な消耗なので余程のメリットがない限りするべきではないが、
もし始まることを止められなかったなら、勝つしかない。
負ければ、いまがそうであるように、戦後数十年にわたってそれを忌避すべきという価値観が蔓延するからだ。
それもまた無駄な消耗である。
このことは、「勝てないからやらない」という方向に作用することによって有効な思考だ。
「負けてよかった」というのは、負け惜しみである以前に、犠牲者に対する冒涜であって許されない
(オレがそう考えているわけではないが、零戦が飛ぶことをそう捉える人がいるからこそ、冒頭のようなことが起きるのだろう)。
だからこそ、始まったら勝つしかないし、勝てないなら初めてはいけない。

【今日のまとめ】
瑞雲はOKという風潮。


というわけで。
  1. 2017/06/08(木) 14:28:17|
  2. 日記
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