メディアはなぜこれを報道しないのだ、と憤る人間は少なくない。
最近の例でいえば、佐藤琢磨がインディ500で優勝したことについて、
報道が少ないと憤っている人をSNSでよく見かけた。
しかし、佐藤琢磨が優勝したことを賞賛するよりも先に、それを大きく報道しないメディアに対する批判をする人間こそが、
誰よりもメディアに飼いならされている。
嫌いな人間に自分からちょっかいを出すのは無駄な消耗の最たるものだが、
これはまさにその一例である。
メディアを批判することに夢中になってしまい、
自分が嫌う対象であるはずのメディアにばかり気を取られていることに気付けていない。
さらに悪いことに、彼らが佐藤琢磨の優勝を知ったのはおそらくメディアによる報道の結果なのだ。
こうした人間は、無自覚に自ら不幸を選び取っているのでたちが悪い。
今回の例でいえば、佐藤琢磨が優勝したという素晴らしいニュースを知っているのなら、自らがそれを広めればいいが、
彼らはそうではなく、それを報道しないメディアへの批判をすることにエネルギーを使ってしまう。
憤る必要のない場面で自分から憤りにいき、エネルギーを浪費するのだ。
こうした人間に積極的に関われば、自分の思考もいつしか彼らのように消極的になる。
人間の感情はマイナス面に引きずられやすいからだ。
それは無駄な消耗にほかならないから、オレはこうした人間には積極的に関わらない。
【今日のまとめ】
ピックアップ販売終了はもっと報道されるべき。というわけで。
- 2017/05/30(火) 22:54:48|
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