子供の頃に夢見ていたことが大人になってできるようになる、ということは多い。
そして、そうしたことは得てして「知ってしまわず、ずっと夢のままのほうが良かった」などと言われてしまうが、
オレはこれまであまりそう感じたことはない。
たとえば、オレは子供の頃から競馬が好きだったが、
当時は買えなかった馬券も、今なら買うことができる。
馬券を買うことによってレースの見方は変わってくるし、
外れたレースに対してどうしても無益な後悔をしてしまうことなどはあるが、
それで「馬券が買えないままのほうが良かった」と思うことはない。
また、オレが好きな自販機店舗巡りだが、
オレは中学生の頃から懐かし自販機のサイトをよく見ていた。
だが、そうした自販機は性質上ほとんどが自動車でしか行くことのできない場所にあるため、
中学生の力ではどうしようもなかった
(親に連れて行ってもらうことはできたかもしれないが、それではロマンがないので考えになかった)。
今では免許と自動車があるので、時間さえ許せばいつでも行くことができる。
そして、そうやって食べる自販機グルメは、「食べなければ良かった」と思うような味では決してない。
旅行もそうだ。
本当に行動力のある人は中高生の頃から青春18きっぷを使って旅行をしていただろうが、オレはそうではなかった。
大学生の頃でさえオレは常に金がなかったから、なかなか旅行もできずにいたが、
今では国内であれば年に数度の旅行ができるようになった。
そして、これまで行った場所で、「行かないほうが良かった」というものは一つとしてない。
きっと、実際に体験してみて、「夢のままのほうが良かった」と感じるような物事はあまりないのだろう。
仕事などで、いい会社だと思っていた場所がブラック企業だったということはあるかもしれないが、
電通マンになることを夢見ている幼児や小学生はそれほどいないはずだ。
むしろ、「夢が壊れるのが嫌だから」などと考えて、簡単にできる行動を起こさないほうが、損失は大きいと思われる。
それはまさに、無駄な消耗だ。
【今日のまとめ】
レース鳩はまだ飼えていない。というわけで。
- 2017/05/17(水) 20:00:00|
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