昨日のエントリにも書いた18きっぷでの京都への旅だが、
こうした旅で最も大変なのは食事である。
移動の疲れそのものは、実は大したことがない。
ほとんど座っていられるし、疲れたら立てば腰もそれほど痛めない。
睡眠に充てる時間も多く取れるので、それほど苦痛ではないのだ。
だが、移動が長いということは、それだけ空腹になりやすい。
それにもかかわらず、18きっぷでの移動では基本的に乗り換え時間が短いため、食料を調達する時間がない。
たとえ調達できても、車内で食べる余裕があることも少ないのだ。
そのため、今回の旅でも最悪は昼食抜きを覚悟していたが、
幸いにも、豊橋駅で10分以上の乗り換え時間に恵まれ、名物の「うなぎ飯」を購入することに成功した。
▲「壺屋」のうなぎ飯(1620円)。問題は、買えたところで食べることができるかどうかであるが、
これまた幸い、クロスシートに隣の乗客がいない状態で豊橋駅を出発できたので、
乗客が座ってくる可能性のある次の駅までに急いで食べることによって、無事エネルギー補給を完了したのである。

水分をよく吸ってくれる経木の弁当箱にご飯が敷き詰められ、
その上に大きめのうなぎ蒲焼きが載っただけというシンプルな盛り付け。
別添で柴漬けが付いているが、小さなパックの個包装なので、うなぎ飯本体は完全にこれだけである。
「うなぎ弁当」ではなく、まさに「うなぎ飯」だ。
駅弁であるから当然冷めているのだが、これまた駅弁であるから冷めていても美味しいように作られている。
よく蒸されたうなぎは常温でも硬くなく、タレの味が染みていて美味しい。
以前は台湾産だったようだがいまは国産に変わっていて、
国産だから必ず美味しいというわけではないだろうが、やはり美味しく感じるものだ。
ご飯の割合が多いので、残ったご飯を柴漬けで食べる。
普段はこうしたカロリーは敵だが、長旅ではむしろ過剰なくらいの炭水化物がありがたい。
これ以降京都に到着するまで何も食べなかったが、途中でバテることはなかった。
1620円という値段だけを見れば高いと感じそうだが、
国産のうなぎが大きく入ってのものだから、むしろ安い部類だと思われる。
このうなぎ飯を食べたいがために、あえて「のぞみ」を使わずに豊橋で下車する新幹線の客もいるほどの人気メニュー。
実は食べるのは二度目なのだが、相変わらず最高の折詰であった。
【今日のまとめ】
ハンカチを失くしたのだけが心残り。というわけで。
- 2017/04/08(土) 22:19:38|
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