「忖度」という言葉が流行(といっても、既に古くなっているかもしれないが)している。
広辞苑によれば、「忖度」は「他人の心中をおしはかること。」という意味だそうだ。
オレは、他人の気持ちを推し量ることが嫌いだ。
いや、嫌いというのは少し違うかもしれない。
意図的に他人の気持ちを推し量らないようにしている、と言ったほうがよさそうだ。
他人の気持ちを推し量ることは美徳とされることが多い。
家庭や小学校などでも、相手が同じことをされたらどう思うか考えて行動しなさい、などと親や先生から教えられる。
それは一見正しいように思えるし、実際に正しい場面もあるだろう。
だが、それが常に正しいわけではないし、それに従って行動した結果、失敗することもある。
世の中にはいろいろな考え方の人間がいる。
好き嫌いや価値観や道徳観や罪悪感や貞操観など、すべてが人によって異なる。
いわゆるSやMなどという嗜好も人によって異なっている。
そう考えると、自分がされて嬉しいことでも、それをされて嫌だという他人は少なくないはずだ。
反対に、自分がされて嫌なことでも、むしろそうしてほしいという他人だって少なくないだろう。
だから、オレは、勝手に他人の気持ちを推し量ることはやめるようにしている。
きっとこの人はこう思うだろう、と決め付けることは、相手に対して失礼だからだ。
また、勝手に推し量り、よかれと思って取った行動が相手の意に反し、それが逆鱗に触れるということでもあれば、
自分も相手も損をするだけなので、まさしくそれは無駄な消耗になる。
だから、オレとコミュニケーションを取る人は、オレに「自分はこう思っている」と頻繁に伝えてほしい。
そうすれば、推し量る必要はなくなるからだ。
【今日のまとめ】
ただのコミュ障なのではという疑惑。というわけで。
- 2017/03/26(日) 23:07:13|
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