怠惰と汗と現実と

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ヨシ焼き




昨日は毎年恒例の「ヨシ焼き」があった。
ヨシ焼きとは、渡良瀬遊水地に生えているヨシ(葦)を生態系保全のために焼き払うという行事だ。
行政が主体となって意図的に焼いており、延焼などの万一の事態に備えて消防も待機しているので、
安全上の問題こそないが、状況を客観的に見れば火事と何ら変わりない。

SNSにより地元住人以外でも広く知っているものだとばかり思っていたが、
今年のヨシ焼きのニュースを見て初めて知ったという人も多くいるようだ。
地元住人にとってはヨシ焼きが当たり前なのでわざわざSNSに書く人が少ないというのと、
Twitterが特に流行っていた2011年と翌12年のヨシ焼きが、放射性物質拡散の影響を懸念して中止になったというのが大きいのかもしれない。

ヨシ焼きの日は、朝からスピーカーを装着した車が市内を周回し、ヨシ焼きがあることを伝える。
朝7時半頃から放送は始まり、オレは昨日それで目が覚めた。
なぜ知らせるかというと、ヨシ焼きによる灰は、風に乗って遊水地周辺の自治体一帯に広がるからだ。
昨日は天気が良かったが、ヨシ焼きが開始されてから、空は瞬く間に煙で濁ったような色になった。
また、オレの家は渡良瀬遊水地から直線距離で2キロメートル強ほど離れているが、
もちろん、その程度では灰の魔の手から逃れることはできない。
もしヨシ焼きがあることを忘れて洗濯物を干して出かけようものなら悲惨なことになる。

周辺自治体に元から住んでいる人々にとってはこのヨシ焼きは周知の事実で、
灰が降ってこようとも「ああ、ヨシ焼きか」くらいにしか思わない。
だが、最近になって引っ越してきた人にとってはこれは大ごとだと思われる。

実際問題、ヨシ焼きによる臭いは火事そのもので、オレの家からでも焦げ臭く感じる。
オレは昨日埼玉まで出ていたのだが、夜に古河駅のホームに降り立ったとき、
もうとっくにヨシ焼きは終わっているのに、まだ焦げ臭さを感じたほどだ。

引っ越しの際に重要事項の説明というのがあるが、
このエリアでは「年に一回ヨシ焼きがあり、洗濯物は干せないし、辺り一帯は焦げ臭くなる」ということを伝えたほうがいいのではないだろうか。
また、結婚でこのエリアに嫁や婿をもらうときは、あらかじめヨシ焼きのことを伝えておかないと、
「こんなものがあるとは知らなかった、実家に帰る」とでも言われて離婚されかねない。

田舎の家の庭では、いまだに平気で物を燃やす。
一時期、ダイオキシンだ何だのと騒がれてそうした家はかつてよりも減ったが、まだまだ淘汰には至っていない。
ヨシ焼きは、正当な理由こそあるが、まさしくその「田舎の燃やす文化」の最たるものだとオレは思う。
他地区から遊水地周辺に引っ越してくる人は、それを覚悟すべきだ。

【今日のまとめ】
「葦毛」の葦色じゃなさは異常。


というわけで。
  1. 2017/03/19(日) 20:55:36|
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