新宿で映画「ラ・ラ・ランド」を観た。
序盤からヒロインが薄緑色のプリウスに乗っていて、iPhoneの画面が割れている時点で既に少し帰りたくなったが、
容易に退出できないど真ん中の座席を取っていたこともあって最後まで観た。
観終えて真っ先に思った感想は「これは『モテキ』だ」というものだったが、
トーニャハーディング先輩が公開直後にまったく同じことをツイートしていたことを知った。
やはりこれはハリウッド版「モテキ」である。
だが、対象となる女が作中に一人しか登場しない分、
観るものの精神的ダメージはこの「ラ・ラ・ランド」の方がはるかに大きい。
村上龍の「すべての男は消耗品である。」という言葉を象徴するような映画だった。
男は結局、女が成長するための踏み台でしかない。
それは生物学的に決定された事項であって、いいも悪いもない。
自分はそう思うとか思わないということもない。
ただそうした事実があるだけだ。
オレが最近忘れかけていた女の優越性、そして女に対する不信感を思い出させてくれた素晴らしい作品である。
その帰り、先日寄った際は休業日だった「ラーメン二郎 歌舞伎町店」に寄った。
土曜の夜ということもありそこそこ混んでいたが、二郎の中では空いている部類で、
入店から30分強で提供までありつけた。
▲豚入りラーメン(800円)・ニンニク。美しい盛り付け。

麺をひと目見て気付いたが、リニューアル前の丸い麺と違う、二郎らしい平打ちの太麺になっている。
店内の入り口横で製麺しているのでオリジナルではあるが、
同じ会社が経営する新橋や池袋、そして新宿仲間の小滝橋と似た麺になった印象だ。
豚も以前はもう少し小ぶりで醤油が染みたものだったが、
これはこれで美味いものの、大ぶりでややパサついたものに変わった。
オレは以前の豚が好きで、そのつもりで今回も豚入りにしたのだが、
これなら今後は豚入りで頼むことはないだろう(まずいのではなく、好みではないということだ)。
スープは以前のままの醤油がほどよく効いた乳化スープ。
ここに以前の歌舞伎町店の残り香を感じるが、
やはり、麺と豚の変化によって無個性になった印象が否めない。
だが、味は良くなっているので、以前にも増して安心して行くことができるし、何の文句もない。
新宿のような他地方からの観光客や外国人が数多く訪れる地にあっては、
こうした良い意味で無個性な二郎の方が、二郎に対して悪い第一印象を持たれることがないのでいいことだ。
リニューアルで店舗も綺麗になっているし、今後も通うことになるだろう。
【今日のまとめ】
ジョン・レジェンドに救われた。というわけで。
- 2017/03/12(日) 00:28:04|
- 二郎
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